「ブログを書いているけど、なかなか読んでもらえない、、」
「読んでもらえる文章って、どんな文章なのかわからない、、」
この記事は、そんな悩みを抱えている人のために書いています。
こんにちは!
函館の漁師まちに住んでいる、愛読書は週刊少年ジャンプ、しだゆう(@araShidayuuKi)と申します。
今回紹介する1冊はこちら↓↓
『沈黙のWebライティング-Webマーケッター ボーンの激闘』松尾 茂起
本書は、SEO対策についてや、ブロガーやWebライターのための文章の書き方などを、600ページ越えの大ボリュームで書かれた1冊です。
さらに購入者特典として、マインドマップや各種ツールへのリンクを掲載しているため、紹介されている内容を実際にためしてみることができます!
そんな本書から伝えるのは、「読みたい文章を書くために必要な3つの視点について」です。
では、さっそく紹介していきます!
Contents
読みたい文章を書くために必要な3つの視点とは
もし、本当に1000万円稼げる内容が書いてある本があったら、興味ありませんでしょうか?
私は興味がありますし、熟読したいです。
ですが、その本の文章が読みずらかったり、意味不明なことがたくさん書いてあったらどうでしょうか?
内容を理解できずに終わってしまいます。
たとえ素晴らしい内容だとしても、理解できる人がいなければ意味がありません。
そうならないためにも、読みたい文章を書くための視点が必要です。
そんな文章を書くために必要な3つの視点とは
- 感情表現を入れ、自分事化による「共感」を誘発する
- 伝わるように「見やすさ」や「わかりやすさ」にこだわる
- ファーストビュー(冒頭文)で伝えたいことをまとめる
①感情表現を入れ、自分事化による「共感」を誘発する
まず、感情表現とはどういったものなのか??
感情表現を文章であらわすときに必要なことは、読み手の気持ちになることです。
具体的にいうと、文章を読んだ人が
「どういう疑問を持つのか」
「どういうことを思うのか」
を考え、文字であらわす
ということです。
たとえば、寒い季節になると「温かいものが飲みたいなぁ」と思うのを文章にするのも、感情表現です。
この文章を真夏に読んだ場合だと、飲みたくないよ!って思います。
ですが寒い時期に読んだ場合は、「そうだよね!温かいもの飲みたいよね!」と共感できます。
「会社に行ったけど、正直働きたくない、、」
というのも感情表現です。
誰しもがこんな思いを抱いたことはあるんじゃないでしょうか?
だからこそ、誰もが思っている心の声を文章にすることで、共感が生まれるのです。
それが本書でいう「感情表現を入れ、自分事化による「共感」を誘発する」です。

感情表現のない文章の特徴と確認方法
逆に、感情表現のない文章は、「へぇ〜そうなんだ、、」で終わってしまいます。
タメにはなったけど面白くなかった、と感じた場合は、感情表現がないといえます。
自分の文章に、感情表現があるかどうかの確認方法は、実際に読んでみることです。
読んでみることで、「そうそう!」「あるある!」「わかる〜!」と思うことができれば、感情表現のある文章だといえます。
もし、使っているけどわかりずらい場合は、その感情表現の文章に「」(カギカッコ)をつけることを本書ではオススメしています。
「」(カギカッコ)を意識することで、見た目にも影響が出ます。
ぜひこの機会に確認してみましょう!
②伝わるように「見やすさ」や「わかりやすさ」にこだわる
①「見やすさ」にこだわるとは
まず見やすさにこだわるとは、どうこだわればいいのか。
ここでの答えは、改行をいれて画面を文字で埋めつくさないように意識する、です。
具体的には見てもらった方がわかりやすいです。
下記の例文をみてください↓↓
お車を運転される方の飲酒は固くお断
りいたします。アルコールを嗜まれる
お客様は、電車・バスなどの交通機関
をご利用ください。よろしくお願い申
し上げます。
お車を運転される方の飲酒は
固くお断りいたします。
アルコールを嗜まれるお客様は、
電車・バスなどの交通機関をご利用
ください。
よろしくお願い申し上げます。
というようなイメージです。
見比べていただけるとわかるとおり、良い例の方が圧倒的に見やすいですし、ストレスを感じにくい構造になっています。
たとえ伝わる文章を書けたとしても、読みやすい空間ができていないと読むのに疲れてしまいます。
疲れてしまわないためにも、改行や句点の位置を意識することが大切です。
ただし闇雲に改行をすればいいわけではなく、読んでてつらくならない程度に入れるのがポイントです。
簡単な作業ですが、改行や空白をいれることで窮屈(きゅうくつ)になりにくく、読みやすい印象になるので、ぜひやってみて下さい!
②「わかりやすさ」にこだわるとは
つぎにわかりやすさにこだわるとは、どうこだわればいいのか。
わかりやすい文章とは、中学生でも理解できる文章、のことです。
文章を読んでいて「わかりにくいなぁ」と感じる瞬間とはどんな時でしょうか?
単語の意味がわからなかったり、漢字が読めなかったりした時ではないでしょうか。
本を読んでいても、漢字が読めなくて止まってしまうことはよくあります。
ですので、わかりやすい文章というのは、読みやすい文章でもあるということ。
つまりは、漢字が少なく、難しい単語でも理解できるように書かれた文章であるということです。
説明しようとすればするほど、難しい言葉や専門用語が飛び交ってしまいます。
エモいという言葉も、わからない人にとっては「どういう意味なの?」と思い、止まってしまいます。
※エモいとは、心を揺さぶる・感情的な、という意味で使われています
止まってしまわないためにも、わかるように補足を入れる、か別の表現にかえる必要があるということです。
自分はわかるから、といってそのまま使ってしまうと、わからない人はつづきを読まなくなります。
ですので、誰が見てもわかるような、中学生でも理解できる文章にする必要がある、ということです。
③冒頭文(ファーストビュー)で伝えたいことをまとめる
タイトルの次に重要なポイントとして、冒頭文(ファーストビュー)があります。
タイトルが重要な理由は、タイトルを見ただけで読みたい内容かどうかを判断されてしまうからです。
その結果、このタイトルには書いてなさそうだなと判断されてしまったら、読んでもらえません。
逆に、このタイトルなら書いてありそう!と判断されると、次に目に飛び込んでくるのが冒頭文(ファーストビュー)となります。
タイトルの次に重要な理由はわかりますよね?
冒頭文は、タイトルという壁を登った後に見ることのできる、最初の景色(文章)だからです。
だからこそ、冒頭文も重要なのです!
この仕組みを理解していないと、冒頭でよくわからない文章を書いて、見てくれた人の気持ちをしらけさせてしまいます。
せっかくタイトルで興味をかき立てたのに、冒頭が悪ければその後は読もうとおもいませんよね。
だからこそ、冒頭には記事全体のまとめを書く必要があります。
この記事は、〇〇な人に向けて書いています。
というように、読んだらこんなメリットがありますと明確にして伝える必要があります。
とはいえ、私自身はまだまだ上手に書けているレベルではありません。
いろんな本を読んだり、ブログを読んでマネできるところは、とことん真似して習得していこうと考えております。
この記事を読んで、「冒頭文ぜんぜん意識していなかったな、、」と気づいた方がいたら、今日からでも見直していきましょう。
まとめとして
『沈黙のWebライティング-Webマーケッター ボーンの激闘』松尾 茂起
いかがでしたでしょうか??
以下はまとめとして
- 読みたい文章を書くために必要な3つの視点について
- ①感情表現を入れ、自分事化による「共感」を誘発する
- ②伝わるように「見やすさ」や「わかりやすさ」にこだわる
- ③ファーストビュー(冒頭文)で伝えたいことをまとめる
という内容でお送りいたしました。
本書は上記以外にも
- SEO(検索エンジン最適化)対策について
- 情報を「読みたい」のではなく「知りたい」ということ
- 読み手の脳の負担を減らす方法について
- キーワードの分析の方法について
- Googleから評価されやすいサイトについて
- 論理的思考を鍛えるための方法について
などが書かれています。
ライティングの疑問をすべて解決してくれる、そんな1冊でした。
参考になる情報はこんなもんじゃありません!
ですので、もっともっと深く知りたい方は、ぜひ手にとって読んでみてください!
本書を別の切り口で書評しているブログもご紹介します!
毎日更新Lv.200を達成した書評ブログ、柿田ピントさんの「かきぴりある。」です。
内容的には重なる部分もあるのですが、圧倒的に読みやすい、、orz…
さすがピント氏。という印象になること間違いなしなので、ぜひ読んでみてください。