どうも、本を読んでると眠くなっていた、、しだゆう(@araShidayuuKi)ですw
今日紹介する1冊はこちら↓↓
『超「時間脳」で人生を10倍にする』苫米地 英人
本書は「時間の束縛からの解放をテーマ」としており、どうすれば1日は24時間という時間軸を、自分の時間軸にできるのか、が書かれた1冊です!
著者を簡単に紹介すると
- 株式会社 ドクター苫米地ワークス代表。
- コグニティブリサーチラボ株式会社CEO。
- 角川春樹事務所顧問。
という、代表であり、CEOであり、顧問であり、という方です!
同じ著者が出版している以下の書籍にかんしても、当ブログにて紹介しております!
「年収が10倍になる速読トレーニング」はコチラ↓↓
「「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める!」はコチラ↓↓
今回、本書から紹介する内容は、
「仕事を速く終わらせたいけど、終わらせられない、、」
「上司から頭の回転が悪いといわれ、腹がたつ、見返したい、、」
「もっと時間を有効活用する方法がないか、、知りたい」
となげいている、そんなあなたに向けて書いた内容となっております!
とはいえ、頭の回転を速くするための考え方なんてあるのだろうか??
それでは、さっそく紹介していきます!
Contents
まずは「自分の脳の処理速度」を理解すること
自分の脳の処理速度を理解する事とは、
今の処理速度が当たり前になっている現状を変えるためにも、「自分の脳の処理速度が遅すぎる」とまずは理解し認めること。
と本書では伝えております。
つまりは普段意識しないことを意識させ、「重要なコトだ!」と思うことからはじめるってことです!
脳の速度は「もっと速くできる」と認識する
まず、自分の脳は処理速度が遅すぎる、、と認める。
その次は遅すぎる処理速度を速めることができるんだ!、と認識することです。
速めることができる!と意識しないままでいると、自分の脳は処理速度が遅すぎるんだ、、と認めただけになり、もう手遅れなんだ、、なんていうネガティブ思考におちいってしまいます。
ですので、認識させたことで、今以上にスピードアップできる!というポジティブな思考を与える必要があるということです。
そうすることで、次なる「頭の回転を速くするための考え方」がめちゃくちゃ生きてきます!
脳というのは、思い込み次第では良くも悪くもなります、、
たとえ根拠がなくとも、「わたしはできる!」と思い込めば、脳は本当にできるように思考します。
逆に、「わたしにはできるわけがない、、」と思い込んでいれば、脳は本当にできないように思考してしまう、ということです。
ネガティブな人が近くにいるだけで、気が滅入ってしまうのには理由がある、ということも、これで理解できるのではないでしょうか?
話はそれましたが、頭の回転を速くするための考え方とは一体どういうものなのか?見ていきましょう!
脳の速度を速くするための3つの考え方
頭の回転を速くするための3つの考え方はこちら↓↓
- クロックサイクルを上げる。
- 並列度を上げる。
- グレインサイズを上げる。
- 基本となる処理スピードを上げる。
- 同時処理速度を上げる。
- 視点の高さを上げる。
①基本となる処理スピードを上げる。
基本となる処理スピードをあげる、というのは、1つのタスクを今までよりも速く処理する、ということです。
本書でわかりやすい例をあげていて、、
都会の人と田舎の人の、歩く速度でたとえています。

都会の人は、田舎の人の歩くスピードが遅く感じます。
逆に、田舎の人は、都会の人の歩くスピードは速く感じます。
なぜ両者で違いが生まれるのか??
それは基本となる速度の感覚が違うから!です。
この基本となる処理速度を上げるポイントは、、
ずばり、「慣れ」です!
田舎からきた人は、都会の人の歩くスピードに慣れていないため、速く感じます。
ですが、1週間もするとそれが当たり前となり、そのスピードが速いと感じなくなります!
要するに、いつもの行動をより速くしてやってみる、、ということです。
最初は、速いと忙しく感じるかもしれません、、
ですがそのうち「慣れ」てきて、何も感じなくなります!
それが最初の考え方であり、基本となる処理スピードをあげる、ということです!
具体的な例としては、本を読む方であれば今の読み方はそのままで、その速度だけを上げてみてください!
スピードをあげることで読めない、、ということになりがちですが、それを続けることでそのスピードに慣れてきます。
そうしたら自ずと理解できてきます!!
著書の速読術はこういった流れからできているので、速読に興味がありましたら下記の記事も読んでみてください!

②同時処理速度を上げる。
そもそも同時処理速度をあげる、というのは、複数の作業を一斉に進めることを言います。
ピアノを弾いたことがある人が、最初に味わう経験のひとつとして
左手と右手が同じ動きをしてしまって、別々に動かせない、、
というものがあります。

わたしも音楽が好きで、ピアノを弾いたり、ドラムを叩くことがあるのですが、最初は右手と左手、右足や左足が思うように動かせなかった経験があります。
これは同時処理の速度が追いつかない状態を意味します。
ただし、これは練習を繰り返していくうちにできるようになります。
いつのまにか別々に動かせるようになってる、、、と驚いた記憶があります!
これはどういうことかというと、
同時処理速度は、練習することで速くでき、コツは無意識化する、ということ。
脳の思考力についても同じことがいえます。
同時に物事を進めることは最初のうちは大変です。
ですが、できるようになれば同じ時間で、複数のタスクを進めることができます。
同じ10分でも、1つのタスクを進めている人と、3つのタスクを同時に進めている人では、仕事のスピードが違うのは当然ですよね。
意識してやっているうちは、頭がパンクしそうになって眠たくなったりします。
ですが、それを乗り越えることができれば、無意識のうちにできるようになるのです!
できないから、といって諦めるより、無意識にできるまでやり続けてみてください。
できるようになれば、周りの人が見れない景色が見えるようになっていることでしょう。
仕事で成果が出た場合は、嬉しいこと、ではなく、当然の結果!だと思えるはずです。
ちなみに、脳はつねに同時処理をし続けています。
人間であれば、口から声を出しつつ、耳で周りの音を聞きつつ、目で動きを確認しつつ、足でリズムをとる、ということができます。
機械ではそれはできません。
音を出す場合は、音を出すだけ。
音を出しながら他のことをすることは基本的に不可能です(プログラムされていれば別ですが)
ですので、もともと脳は複数の処理を同時にこなすことが得意なのです。
ただ、そのことについて注目していないってだけなので、本書を読んで気づくことができたあなたは、頭1つ飛び出た!といえるでしょう!
③視点の高さを上げる。
視点の高さを上げる、というのは全体を見る、ということです。

視点の高さ=抽象度という形で、本書では説明しているのですが
ひとつのタスクの処理のユニットが大きくなること、を意味します。
どういうことかというと、
例として、飲食店での「コーヒーを運ぶ」というタスクがあったとします。
同じレベルのタスクとして、「オーダーをとる」「コーヒーをドリップする」「料理を運ぶ」などがあります。
これらの仕事はいわば「ウェイターのタスク」です。
1段階、視点を上げてみると、「ウェイターのシフトを決める」「ウェイターの募集をする」などのタスクがあります。
これは「フロアマネージャーのタスク」です。
直接的にコーヒーを運んだり、料理を運んだりすることはありませんが、潜在的にひとつ下の視点のタスク処理にも関わっています。

つまり、更に視点を上げていくと、、
ウェイター < フロアマネージャー < エリアマネージャー < 飲食店グループの社長、となっていくことがわかってくると思います。
直接関わることはないにしても、飲食店グループの社長は「コーヒーを運ぶ」タスクに関わっていることになります。
ですが、そのタスクを行うのはウェイターのタスクなので社長が直接やるタスクではありません。
社長がやるタスクというのは、別の地域にエリアマネージャーを新しく配置する=新店舗を作る、ことです。
視点の高さを上げる、というのはそういうことです。
1つのタスクを行うにしても、それに連なるタスクが違ってくるということ。
①の基本となる処理に「慣れる」ことで速度を上げ、②同時処理を「無意識」にできることで速度を上げることができれば、③の視点を高くすることで、今よりもっと効率的に時間を使うことができる!ということです。
個人的には③視点の高さを上げる、というのはまだ難しいと感じます。
ですが、店長の視点を持つウェイターがいると、そのお店の売り上げは上がる、というのは理解できます。
なぜなら売り上げを上げるためにはどういう対応をしたらいいのか?と考えながら、仕事をしているからです。
ただ何も考えずにコーヒーを出しているウェイターと、売上につながる対応を考え「どうすれば喜んでもらえるか、また来たいと思ってもらえるか」を考えるウェイターでは笑顔のレベルも質も全然違いますからね。
下記記事では「視点を高くすることでイライラがコントロールできる方法」を掲載しております。

まとめ
『超「時間脳」で人生を10倍にする』苫米地 英人
いかがでしたでしょうか??
以下はまとめとして
- 自分の脳の処理速度を理解すること
- 脳の速度はもっと速くできると認識すること
- 速くするための3つの考え方
- ①基本となる処理スピードをあげること
- ②同時処理速度をあげること
- ③視点の高さをあげること
本書は上記の内容以外にも
- 24時間を無限にするトレーニング方法
- モチベーションが上がるゴールの必要性
- 目標は「〜したい」であるべき理由
- サボりたい、時にアイデアが浮かぶ理由
- 日本の会社のココがムダ!
- 会議・報連相・企画書・定時のムダについて
- 時間の流れの考え方について
- 著者のタスク処理法について
などが書かれています。
人生の目標設定についても、深く書いておりますので、人生の目標がまだ具体的でない方にはオススメの1冊ですので、ぜひ手に取ってみてください!
【目次】
第1章 時間の正体とは何か
第2章 24時間を無制限にするトレーニング
第3章 真のゴールを設定して、モチベーションを高める
第4章 時間は未来から過去に流れている