「約束をつい忘れてしまう、、」
「ミスをしてから、言われたことを思い出す、、」
「考えようとしても、なかなか新しいアイデアが浮かばない、、」
そんな悩みを抱えている方に向けて、この記事は書いています。
こんにちは!
函館の漁師まちに住んでいる、愛読書は週刊少年ジャンプ、しだゆう(@araShidayuuKi)と申します。
今日紹介する1冊はこちら↓↓
『深く考えるための最強のノート術』午堂 登紀雄
本書は、「ノート1冊だけで人生を変える方法」を紹介しております!
厳密には1冊ではなく、継続することで何十冊、何百冊、、となります。
天才と称された発明家や芸術たちは、数々のノートを残しています。
本書では下記の人物の名をあげて紹介しております。
- トーマス・エジソン
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
- グラハム・ベル
- ダーウィン
だれか1人でも、聞いたことのある名前ではないでしょうか?
そんな偉人たちの偉業には、膨大な思考作業があったといえます。
だからこそ、ノートに書くことは思考にとって重要である、と本書では伝えております。
今回はそんな本書から、書き出して「忘れること」について、をお伝えしていきます。
それでは、さっそく紹介していきます!
深く考えるための 最強のノート術: ――年収1億稼ぐための思考法
Contents
書き出して忘れること、とは
書き出して忘れることとは
- 頭の中の情報を目(視覚)で確認できる状態にする
- 頭の中から忘れてもよい状態にする
ということです。
まず書き出すとは、頭の中の情報を目で確認できる状態にすることです。
そうすることで優先順位や内容の仕分けができるようになります。
さらに一時的に記憶していた情報を書き出すことで、考えなくてよいという状態になります。
書き出したのだから、頭で考えつづける必要はなく、忘れてもいい状態といえます。
完全に忘れる、という訳ではないのですが、意識から無意識にかわるというイメージです。
つまり書き出して忘れること、とは、「忘れても大丈夫なように紙やノートに書き出しておく」ということです。
書き出して忘れることには、いくつかメリットがあります。
書き出して忘れることのメリット
書き出して忘れることのメリットとは
- 頭の中を整理できる
- 集中したい時に思い出さなくてすむ
- 新しい発想が記憶できるスペースができる
ということです。
デメリットについても後半でお伝えしていきますが、順番にお伝えします。
①頭の中を整理できる
最初の、書き出すことのメリットの基本中の基本ともいえる、頭の中を整理できること。
メモをして安心した経験はありませんか?
いろんなことを考えていると、何を考えたらいいのか、がわからない状態になります。
そして混ざり合ってしまい、どれが優先しなきゃいけないことだったか、がわからなくなります。
そこで、一旦ノートや紙に考えていることを書き出します。
そうすると、「どれが重要で、期日がいつまでだったか」を把握することができるようになるのです。
本書では、思考の見える化という言葉で伝えております。
頭の中をスッキリするためにも必要な作業です。
「いつもモヤモヤしていてスッキリしたい」という方は、ぜひノートに書き出し、頭の中から記憶を吐き出してみてください。

②集中したい時に思い出さなくてすむ
勉強や作業をしなきゃいけない時に限って、「洗濯回すの忘れてた!」や「結婚式の出席の連絡しなきゃ!」などの余計なことが、思い浮かんでくるものです。
たとえ優先順位が低いとしても、1度浮かんできたら忘れることはなかなかできません。
そうなってしまうと、作業や勉強に集中できる状況ではなくなります。
集中して考えたいのに、余計なことを考えてしまうため、集中できません。
そんな時は、書き出すことで優先順位が明確になります。
さらに、書き出したことで「これで忘れないだろう」という安心感がうまれます。
なぜなら、そのメモした紙を見れば、忘れていてもまた思い出せるからです。
私も同じような経験がよくあります!
その際は、近くにあるポストイットやノートに書き出します。
思いつく限りを書き出し、優先順位を決めたら、後からでも見れる決められた場所に置いておきます。
そうすることでうっかり忘れてしまうことを防ぐことができます。
③新しい発想が記憶できるスペースができる
集中したい時に限って、余計な発想がうまれてきたりします。
先ほどお伝えした「洗濯回すの忘れてた!」というようなことは、よくあることです。
そこでそのままにしていると、本来やらなきゃいけないことに集中できずに、いいアイデアも浮かびません。
逆に、書き出してしまえば後で見るだけで思い出せるため、そのことを忘れてもよい状態にできます。
忘れてもよい状態になると、その分記憶できるスペースが増えます。
なぜなら、余計なこと(洗濯回さないといけないという考え)に思考を使わなくなるからです。
部屋の整理をイメージしていただくとわかりやすいと思います。
洋服のタンスを整理していくと、不要なものがなくなった場合、余分なスペースができます。
そうすると、新しい服を買って入れよう、と思うはずです。
もしくは別のものを入れよう、と思うはずです。
思考も書き出して忘れることで、余分なスペースができるのです。
スペースができると、新しい発想がうまれ記憶することができます。
この時にまだ思考が整理されていないと、「入れる必要があるのだろうか?」と余計に考えてしまい、せっかくの発想を捨ててしまうこともあります。
だからこそ、書き出して忘れることは重要なのです。
書き出して忘れることのデメリット
とはいえ、良いことばかりではないのも事実です。
デメリットとしては
- メモを失ったら忘れてしまう
- 書いたメモの存在を忘れてしまう
というものがあります。
不可抗力(ふかこうりょく)ともいえますし、おっちょこちょいという部分になります。
- 「メモした紙をポケットに入れたまま、洗濯してしまった、、」
- 「メモしたけど、その紙をどこに置いたかわからなくなった、、」
こうなってしまえば、記憶の奥底から引っぱり出さない限り、思い出せなくなります。
運よく思い出せれば良いのですが、なかなか思い出すのは大変です。
ですので、対策する必要があります。
そんなデメリットの対策としては
- メモする紙やノートは、必ず決められた場所にまとめること
- メモしたこと忘れないように、携帯で通知させること
- もしくは直接携帯にメモすること
メモした内容というのは、非常に重要なものであることが多いです。
そもそも無くなってもよいことをメモしないはずです。
失ってから気づいた、では遅いのです。
大切な内容だからこそ、念入りにチェックし、忘れないための対策をしましょう。
まとめ
『深く考えるための最強のノート術』午堂 登紀雄
いかがでしたでしょうか??
以下はまとめとして
- 書き出して忘れることとは
- 書き出して忘れることのメリット
- ①頭の中を整理できる
- ②集中したい時に思い出さなくてすむ
- ③新しい発想が記憶できるスペースができる
- 書き出して忘れることのデメリット
という内容でお送りいたしました。
本書は上記以外にも
- ノートとはもう一つの脳である
- アイデアは原石、ノートに書くことで宝石にかわる
- ノートは自分が使いやすいものを選ぶ
- 脳を見える化する6つのステップについて
- 夢や目標のTODOリストをつくる
- ビジネスシーンにおけるノートの活用法
- 資格試験でつかえるノート術
などが書かれています。
本書の後半で、著者が働きながら1年半で「米国公認会計士の資格を取得した」ノート術が書かれています。
そこに書かれている情報は、資格を取得してステップアップしたい、と考えている社会人の方だけでなく、学生の方にもオススメな1冊です。
気になる方は、ぜひ本書を手にとって読んでみてください!
深く考えるための 最強のノート術: ――年収1億稼ぐための思考法