どうも、函館は漁師町在住のしだゆう(@araShidayuuKi)です!
今日紹介する1冊はこちらです↓↓
『王様の速読術-1冊30分でも必要な知識は吸収できる』斉藤 英治
本書は30分で1冊読めるようになる速読の技術や考え方を紹介しております!
「そもそも1冊の本を30分で読めるわけがないよ、、」
「色んな知識を得たいけど本読んでる時間なんて作れないよ、、」
と嘆いている、そこのあなた!
そんなあなたにこそ読んでほしい1冊です!
とはいえ、30分で1冊読むとはどういうことなのか、、
さっそく紹介していきます!
Contents
戦略的に本を読むことが速読であるとは

こんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
私もつい最近まで本を読みたいけど時間がかかってしょうがない、と感じており、もっとサラっと読めて内容もしっかり理解できる方法がないものか?と悩んでおりました。
悩んだ結果たどり着いたのが、この「王様の速読術」という本です!
この「王様の速読術」では、本を主体にするのではなく、自分を主体にする大切さを教えてくれています。
自分を主体にする大切さってどういうことか??
・本を主体にした読書とは
その本の内容・量にあわせて読書の時間がかわること。
・自分を主体にした読書とは
自分のペース(時間)に合わせて読書をすること。
要するに、本にあわせて読むのではなく、自分の都合(30分に1冊読む)に合わせて本を読むということです!
全体を把握してから細部を読むのが速読の極意

どんな本でも1冊30分で読む!と決めることで、自分を主体にするという考え方となります。
私は「速読ができるよ!」と自慢できるほどの実力はございません。
ですが、本書では速読を最初からできる人はいない!というように、何度も速読法を試して積み重ねることが大事であると教えてくれます。
本書では「木を見て森を見ず」、というコトワザが使われています!

このコトワザの意味は、物事の1部や細部に気を取られて、全体を見失うこと。
読書でいい換えると、1文字1文字を大切に読むこと(木)で、本が伝えたいこと(森)が理解できないこと。
せっかく時間をかけて読んだはいいが、結局はあまり理解できなかった、、では時間がもったいないですよね。
なので本の全体の構造や流れを把握(森)してから知りたい箇所(木)をねらって読むことが速読の極意である、ということなのです!
速読の極意:カレーの例として
「たった30分で、しかも全体を把握して読むことで理解なんて深まるのか?」と思いますよね?
カレーライスの作り方を例にしてみます。

カレーライスを作るには工程がいくつかあります。
- 野菜の皮をむく
- 野菜を適切なサイズに切る
- 肉を適切なサイズに切る
- 肉を炒める
- その次に野菜を炒める
- 水を適量入れる
- 野菜が柔らかくなったらカレールーを入れる
- 味見しつつ必要に応じて牛乳を入れる
カレーの作り方に関しては、ほとんどの人が作り方を理解していると思います。
ですが、この工程を理解していない人がつくるとどうなるでしょう?
もしくは、「カレーを作る」と知らされずに②と③の作業だけをお願いされた場合、どんなサイズに切られるでしょうか?
適切なサイズが理解できず、大きくなったり、小くなったりするかもしれません。
大きすぎれば火が通るまで時間が余計にかかりますし、小さすぎれば煮崩れして野菜が溶けることもあります。
前もって「これからカレーを作る」ということを知っていれば、想像して適切なサイズに切ることができます。
つまり、全体像を理解してから行動するのとしないのとでは、大きな違いがあるということ。
だからこそ、全体を把握するというのは非常に重要なことなのです。
何も知らされずに、野菜だけ切って、、と言われたところでどんなサイズに切ればいいのかわからないですよね?
なんのヒントもないんじゃ、何に使われるかも想像できないため、余計にわからなくなります。
もし一言でも「カレー作るんだよ」と言ってくれれば野菜の切るサイズになんて悩まずにすんだのに、と思うはずです。
仕事であればなおのこと、「全体像を知っていたのなら、もっと効率よくできたのに!」という気持ちになったことは誰しもがあるでしょう。
だからこそ読書に関しても、全体を把握してから読むのと、最初から1文字ずつ読んでいくのとでは理解のスピードが違うということなのです。
わかりずらいたとえで申し訳ございません、、orz..
次からは具体的な速読の技術について、お伝えしていきます。
戦略的に読む速読の技術とは
では、戦略的に読む速読の技術とは、どのように取り組めばいいのでしょうか?
1冊の本に対して、30分の時間を3つに分けて、読み進めていきます。
- プレビューを5分間
- 全ページ写真読みを5分間
- 残りの20分をスキミング法で読む
①【5分間】プレビューとは
まず最初の5分間で本の全体像と構成(森)を読みにいきます。
手順としては以下の通り↓↓
- まずは目次を何度か見る
- 次にまえがきを見る
- 最後にあとがきを見る
この作業を5分の間でできるだけ回転させます。
時間配分としては、目次3分、まえがき・あとがきに各1分くらいがちょうどよいです!
実際にやってみると、これだけでは全体像をつかめたかどうか不安、、と思うはずです。
私も全体像なんてつかめなかったし、「こんな方法で大丈夫かな?」って不安になりました。
ですが、先にもお伝えしたように速読の技術は簡単に身につけられる技術ではないため、色んな本で試してみないことには始まりません。
なので理解できなくても、とりあえずはやってみる!を何回も実践しましょう。
②【5分間】全ページ写真読みとは
次の5分間では全ページ写真読みしていきます。
写真読みって何っ?と思われるかもしれませんが、1ページを2秒見つめるという手法のことです。
フォトリーディングとも言いますが、写真を撮るかのようにページを2秒ほど見つめるというだけです。
ぶっちゃけ1ページに2秒という時間じゃ文章なんて読めませんw
ですが、それでいいのです!!
最初は「目次でみた見出しはどこかな」と眺めていく感覚です。
それを全ページ5分の間でやります!
慣れてくると、合計10分で本の伝えたいことや全体像を理解することができるらしいのです!
私のように始めたての人間であれば、「全体像?言いたいこと?わからん、、」となりますw
最初はわからん、、、でOKです!
最初からできる人なんていないので、繰り返し色んな本を試していくと少しずつその感覚がつかめてくると信じて続けていきましょう!
③【20分間】スキミング法で読むとは
最後の20分間ではスキミング法で読むをしていきます。
ここでもスキミング法って何っ?と思うのですが、必要な情報だけを読み取る、という方法です。
本書では、スキミングで重要なのは「2割を読んで8割を獲得すること」と教えてくれます。
ただし、最初から2割読んだだけで8割理解できるわけがありません。
なので自分が知りたい情報があるページがきたらじっくり読んでいく、という感覚でいくことをオススメします。
慣れるまでは、「自分が知りたい情報が書いてある部分」だけをスキミングしていけばいいのです!
本書によると慣れてきたら、自分が知りたい情報だけでなく、本が伝えたがっているキーワードが浮かび上がってくるとのこと。(私はまだ浮かび上がってきませんw)
キーワードとしては以下を見つけることができれば2割を読んで8割を獲得することができます↓↓
- 自分自身が持っている(知りたい)キーワード
- 本から浮かび上がってくるキーワード
技術的な話しは、これでお終いです!
まとめ
『王様の速読術-1冊30分でも必要な知識は吸収できる』斉藤 英治
いかがでしたでしょうか??
以下はまとめとして
- 速読とは全体を見てから細部を見るという読書の技法だということ。
- ①プレビュー5分間
- ②全体写真読みを5分間
- ③残りの20分でスキミング法で読む
- 本のペースにあわせるのではなく、自分のペース(30分)にあわせて読むこと。
- 30分で全て理解するのではなく、もっと読みたいと感じた部分にはさらに時間をかけて読んでよい。
- あくまで30分は目安であり、目標であるということ。
- 最初から速読できる人なんていない。
- 何十回も何百回も繰り返してやってみることで技術は習得できる。
- 本を一度きりのものにせず、思い立ったらまた読みかえす習慣をつくる。
- 本は優秀で利口な家来なので、どんな時でもあなたの力になってくれる。
本書には速読の技術だけでなく
- 用途別の速読技術について
- 専門書の速読方法について
- 資格王になる方法について
- アウトプットの重要性について
などが書かれています。
資格取得に向けて勉強中の方や、これから資格勉強しなきゃと考えている学生の方にもぜひ手に取って読んでいただきたい1冊です。
本書を別の切り口で書評しているブログもご紹介します!!
実はというと、この方の書評ブログを大いに参考にさせていただいております。
一度お会いしたことがあるのですが、キャラが面白く、優しく楽しい雰囲気のあるイケメンです!
初対面でも、めちゃめちゃ親近感のある「柿田ピントさん」の書評もかなり参考になりますので、ぜひ読んでみてください!
【目次】
第1章 わしには30分しかないのじゃ!
第2章 30分で1冊を読破ー王様の速読術
第3章 目的別に速読術を使いこなすコツ
第4章 錬金術でアウトプットしよう
第5章 大王様への道