「会社にいくのがもういやだ、、」
「生きていくことに疲れた、、」
「生きていく目標が見当たらない、、」
と人生に悩んでいる、この記事は、そんなあなたへ向けて書いています。
こんにちは!
函館の漁師まちに住んでいる、愛読書は週刊少年ジャンプ。だけど毎日ビジネス書を1日1冊読んで書評する、しだゆう(@araShidayuuKi)と申します。
今日紹介する1冊はこちら↓↓
『お金2.0-新しい経済のルールと生き方』佐藤 航陽
まずは一言、いわせてください。
会社にいくのが嫌だったら、無理していく必要はありません。
「でも会社をやめたら給料もらえなくなって生活できなくなる、、」と思うかもしれません。
ですが、あなたが働けない身体になってしまってからでは遅いのです。
給料なんて、あなたが働ける身体であれば、いつだって稼ぐことができます!
むしろ辞めることで今よりも働きやすい環境がみつかるかもしれません。
だからこそ、「生きることに疲れた」「生きていく目標がみあたらない」と思った瞬間に、嫌なことから逃げ出す必要があります。
逃げることは悪いことではありません。むしろあなたのためには絶対に必要な選択肢です。
今は良くも悪くも時代が変わろうとしている時だからこそ、働く意欲や考え方の違いが大きくぶつかりあっています。
本書では、「そんな大きく変わっていく時代の流れによって新しい経済が基盤となり「お金のカタチ」が変わることについて」が書かれた1冊です。
「給料がないと生活できなくなる」という考え方すら変わってしまうことでしょう。
あなたには、あなたにしかない価値がある!
だからこそ、会社なんかに潰されるな!
そんなメッセージとともにお伝えしていきます。
それでは、さっそく紹介していきます!
Contents
苦しい環境から逃げるべき理由
苦しい環境から逃げるべき理由は、これからは個の時代だからこそ苦しい環境で潰されることはあってはならないからです。
これからの時代は個の時代であり、団体の時代ではありません。
少し前であれば、1つの目標に対して社員全員が心を1つにして、一生懸命働いて結果を出すことが求められました。
そのおかげで、今こうして家電製品などが出揃い、生活に不自由することはなくなりました。
ですが、モノが揃っている今の時代は、昔とはまったく異なった目標をたてなくてはいけません。
なぜならば、「役立つこと」「メリットがあること」に価値を持っていたのは過去のことであり、現在は「楽しいこと」「共感できること」に価値を見出しているからです。
「インスタ映え」という言葉は当たり前に耳にはいる言葉になったと思います。
インスタ映えの価値観こそが「楽しいこと」「共感できること」を明確にあらわしています。
しかし、団体の時代を生きた人たちにとっては、価値観の時代が違うため、理解不能です。
それを理解しろよ!と言いたい気持ちはわかりますが、時代が違うだけで、こうも考え方が違うという現実は理解する必要があります。
だからこそ、今を理解できない人と過ごさなければいけない苦しい環境からは逃げてもいいのです。
無理して付きあうと、うつ病になってしまったり、あなたの独自性が奪われ、面白みのない平均的な人間になってしまいます。
理解できない理由がわかれば、逃げてもいい理由がわかったはずです。
もっとあなた自身のことを大切にしてほしいからこそ、苦しい環境から逃げるべきです。
変化の時代には違和感がついてくる
目一杯はたらいて、お金を持ったはいいが、定年退職したあとは時間がない。
若くて行動力あるけど、お金がないから、自由に行動できない。
今はそれが当たり前の時代です。
こんな時代に違和感をおぼえませんか??
わたしは強く違和感を覚えます。
なぜなら、若いうちにいろいろな経験を積む必要があり、海外の常識や文化を肌で知ることは、人生を豊かにするために必要なことだと考えていたからです。
しかしながら、若いからこそ稼ぐために就職すると、働くことで時間がなくなってしまい、人生を豊かにするために必要な行動がとれなくなります。
しかも、働いて稼いだとしても、初任給や勤めてからの何年間かは、生きていくのがやっとの給料しかもらえません。
休みに関しても、休もうとしようとすると「若いんだからもっと働いて稼げ」と言われたり、「俺のわかい頃は休まずに働いてた」なんていうパワハラ発言をされる始末。
そう考えると、違和感を感じるのも無理はありません。
とはいえ、これからの時代はその考え方が大きく変わる時代へと変化します。
むかしと変わらない教育制度
今の学校教育や会社の教育は、残念なことに発展途上の教えのままです。
発展途上の教えというのは、モノがなかった時代の教育であり、みんながロボットのように同じ作業をさせるための教育である、と言えます。
個人プレーではなく、団体戦という考え方なので、個人が輝くことに違和感をおぼえ、悪くいうと団体の輪に入らないものは敵対するような考えです。
モノのない時代であれば、その方法が合理的であり、最前の方法でした。
なぜならモノを生産することで、景気が良くなり豊かな社会になっていたからです。
ですが今の時代は、モノのない時代ではなく、むしろモノが溢れている時代です。
だからこそ、今の時代に合った教育が必要なのです。
会社で潰されてしまうことや、つらい思いをするというのも、時代遅れの教育がまだまだ根付いているからです。
そんな教育を間に受けて潰されてしまうことは、本当に残念であり、無駄なことです。
ですので、潰されるくらいならさっさと会社を辞めること。
辞めてから考えたって遅くはありません。
失業保険という制度が日本にはありますし、家族や友人だっています。
だから大丈夫。
悩みからは1秒でも早く抜け出しましょう。
AI化がもたらす経済のあたらしいカタチ
AI化がすすめば、人の仕事が機械化され、人手があまります。
自動運転機能が日常にくわわると、ドライバーという職業をしている人手があまります。
あまった人手が次にやる行動は、好きなことや遊びといった「楽しいこと」「共感できること」です。
今でいうインスタであったり、SNSで交流することもその1つでしょう。
ただし、無料ではない好きなことや遊びをするためにはお金が必要です。
その下支えとなるのが、AI化が進んで経済基盤ができあがることで、働かなくても生きていく分のお金が保証されるベーシックインカムの制度、ということになります。
いまの時代でも、人がいなくてもジュースやコーヒーを買うことができます。
これは自動販売機のことです。
ラーメン屋に行けば、お会計は券売機がしてくれるため、人の作業はラーメンをつくったり、テーブルを片付けたりする作業となりました。
お金を引き出したり預け入れたりする場合も、人ではなくATMがやってくれます。
今の時代ですら、人がやらなくていい作業に関しては全て機械がやってくれています。
このような風景が日常になってきた中で、これからの未来はどうなるでしょう。
この機械化の流れが、もっとすすむと考えられるのではないでしょうか?
もっと言えば、難しい作業の機械化が進むと、ほとんどの人がやるべき仕事が奪われます。
人の仕事が機械に奪われると、人手が余ってきます。
そうなってくると、余った人手はどうなるでしょう?
もしあなたに「自由な時間」と「お金」が与えられたら、何をしたいですか?
その答えは人それぞれですが、それこそが仕事をしなくても生活できるようになった人々の考えることだといえます!
好きなことをして生きるとは
好きなことをして生きるとは、興味のあることや好きなことをしてお金が稼げる、ということです。
好きなことをして生きたい、と願う人は多いでしょう。
でも現実は厳しく、嫌いなことをして生きている人の方が多いです。
仕事となれば嫌いなことを、やらなければいけないものです。
ただし、この「嫌いなことをやらなければいけない」という考えが、これから来るであろう未来において、正しいかどうかは別の問題です。
むしろ、好きなことをして生きる、という考え方のほうが正しい考え方である、と本書では伝えています。
これからは個の時代になる、と考えると、嫌なことをイヤイヤやっている姿を、人は見たいと思いますでしょうか?
好きなことを全力で楽しそうにやってる姿を見たいですよね?
働かなくても生活できるお金が支給されるようになれば、稼ぎたいという考えで行動を起こすこともなくなることでしょう。
なぜなら、当たり前にお金が支給されるようになれば、高収入というような言葉に魅力がなくなるからです。
結婚の条件によく、高収入は必須ということをよく聞きますが、これからは高収入でなくとも生活に困らなくなります。
人の仕事が機械に変わるということは、そういうことなのです。
これからを生きるために捨てるべきこと
時代は急速に変化しています。
これから必要となるのは、あなたにしかない価値を高めることです。
そんなあなたの魅力を高めるためには、いろいろな障害がのしかかってきます。
それが「周りの声」という障害です。
「常識」という言葉に置き換えられたり、「当たり前」という言葉にかわってやってくるかもしれません。
ですが、そんな周りの声を聞きすぎてしまうと、あなた自身の価値を下げてしまうことにつながります。
なぜなら、常識や当たり前といった周りの声には、応援するというよりもネガティブな意見の方が強くなるからです。
「そんなことする意味なんてない、、」
「そんなことよりもちゃんと働きなさい、、」
ただし、この言葉はあなたを想っての言葉だ、ということは理解しなくてはいけません。
とはいえ、その言葉を受け止めてしまっては、あなたの価値を高めることはできません。
ですので、そんな言葉を聞きつつも、受け入れずに捨てる必要があるということ。
あなたにしかない価値は、あなたしか生み出すことはできません。
好きなことに没頭すること、その価値観を発信し広めること。
それがあなたを唯一無二の存在にしてくれます。
これからの時代は、自分の価値を高めて発信できる人が評価される時代となります。
だからこそ、周りの声は捨て、好きなことにとことん没頭すること。
輝ける未来のためにも、そんなマイナスな環境からは抜け出しましょう。
会社に行きたくない、なら環境をかえましょう。
大丈夫、やめたとしても飢え死にするような世の中ではありません。
あなたが本当に夢中になってやれることこそ、これからの時代には必要です。
もうすでに見つけている方は、ひたすらに突き進みましょう。
まだ見つけていない方は、ぜひこれから見つけて、好きなことにひたすら没頭してみましょう!

まとめとして
『お金2.0-新しい経済のルールと生き方』佐藤 航陽
いかがでしたでしょうか??
以下はまとめとして
- 苦しい環境から逃げるべき理由
- 変化の時代には違和感がついてくる
- むかしと変わらない教育制度について
- AI化がもたらす経済のカタチ
- 好きなことをして生きるとは
- これからを生きるために捨てるべきこと
という内容でお送りいたしました。
本書は上記以外にも
- タイムバンクという「お金=時間」について
- ベーシックインカムについて
- お金の価値観が変わる
- 価値が変わると経済が大きく変わる
- お金は道具という考え方について
- お金から解放される生き方について
- 資本主義から価値主義へ
などが書かれています。
お金の変化がもたらす経済の変化を、バスケットのルールと、サッカーのルールの違いにたとえて説明しており、そもそもの作りが違う、ということを本書では伝えております。
それくらい大きな変化をするということは、今までの考え方を変える必要があるということ。
だからこそ変化に柔軟である必要があり、それを受け入れなければいけないということ。
そこから活路を見出そうと模索することが必要である。
未来について、時代に乗り遅れないためにも、読んでおきたいオススメの1冊ですので、ぜひ手にとって読んでみてくださいね。