偉人の書

【読書Lv.32】今を生きる人たちに伝えるべき8つの言葉。『田中角栄 100の言葉』

こんにちは!
函館の漁師まちに住んでいる、愛読書は週刊少年ジャンプ。だけど毎日ビジネス書を1日1冊読んで書評する、しだゆう(@araShidayuuKi)と申します。

今日紹介する1冊はこちら↓↓

『田中角栄 100の言葉-日本人に送る人生と仕事の心得』宝島社

 

本書は、現代人に向けて人生・仕事・生きること・政治について、田中角栄が残した100の言葉を紹介した1冊です!

その中から現代でも心にしみる言葉を、選んでお伝えしていきます。

 

極貧の幼少時代を過ごした田中角栄だからこそ、伝えられる言葉があります。

唯一、高学歴ではなかった田中角栄だからこそ、現代でも突き刺さる言葉があります。

 

それでは、さっそく紹介していきます!

伝えるべき8つの言葉とは

田中角栄という人物について、私の知識としては総理大臣・金の亡者、という知識しかありませんでした。

ですが、本書と出合い読みすすめたことで、どんな人物だったのか?が理解できました。

 

もともとのイメージとは違い、人間味が溢れる、心が温まる、そんな人柄だということがわかりました。

本書からは8つの言葉を紹介させていただきます。

  1. 必要なのは学歴ではなく学問
  2. 叱るときはサシの時にしろ。
  3. 優れた指導者は人間を好き嫌いしない
  4. 人の悪口は言わないほうがいい
  5. 失敗は嫌というほどしたほうがいい
  6. 子孫に財産などを残す必要はない
  7. いまは車に乗る・運転する・作る人はほとんど大学卒だ
  8. 土俵の外に押し出す必要はない

①必要なのは「学歴」ではなく『学問』

田中角栄の金言①

必要なのは
学歴ではなく学問だよ。

学歴は過去の栄光。
学問は現在に生きている。

総理大臣を経験した人の言葉とはいえ、現代人がこの言葉を聞くと、

「いやいや総理大臣やった人なんだから、どうせ高学歴でしょ?」

って思うはずです。

 

ですが、田中角栄は大学を卒業しておらず、最終学歴は今でいう高卒のようなものです。

昼間は働き、夜間に中央工学校 土木科で学び、18歳で卒業したと本書では伝えております。

 

総理大臣になった人が、いわゆる高卒と聞いて、衝撃を受けませんか?

私は本書を読むまでは、まったく知りませんでした。

だからこそ、この「学歴ではなく学問」という言葉は、説得力があり、胸に突き刺さる言葉だと感じました。

 

ここでいう学問とは、生きるための知恵という意味で使われております。

高学歴でなければ、政治家にはなれない、そんなイメージの強い現代においても、田中角栄は常識を覆した(くつがえした)人物である、といえます。

②叱る(しかる)ときはサシの時にしろ。

田中角栄の金言②

手柄はすべて連中に
与えてやればいい。

ドロは当方がかぶる。
名指しで批判はするな。
叱る時はサシのときにしろ。

ほめるときは
大勢の前でほめてやれ。

この言葉を聞くと、会社員時代の上司が、大勢の前で人を叱る姿を思い出します。

その理由は、人前で恥をかかせることで「コトを大きくする」という意味合いを込めていたから、という。

 

経験談ですが、人前で恥をかかされることは、その人に対しては敵対意識や復讐心しか生まれません

そういう注意の仕方であれば、この上司についていこう!と思う人がいなくなるのも無理はないです。

だからこそ、「叱るときはサシの時にしろ。」という田中角栄の言葉からは、人柄の優しさや考えがにじみ出ていると感じました。

 

人にはその人の考え方があり、周りにどう思われたいかや、評価を気にするものです。

だからこそ、そんな心情を察しつつ田中角栄は、叱るときは1対1で伝え、褒めるときは大勢の前で褒める、というスタンスであったと本書をよんで、知ることができました。

③優れた指導者は人間を好き嫌いしない

田中角栄の金言③

優れた指導者は
人間を好き嫌いしない。

能力を見分けて
適材適所に配置する。

肝心なのは大事を
任せられる人を
見つけることだ。

人を好き・嫌いといった感情の判断に任せてはいけない、ということ。

 

今は、「生理的に受けつけないから嫌い」という言葉が当たり前のように使われていますよね?

それをもし当人が知ったなら、「一生近づかないで」と言われたようなものです。

だからこそ優れた指導者は、そんな感情で人を判断してはいけない、ということ。

 

その人がどんな人で、どういうことが得意なのか、を判断し、得意分野をいかせる部署で働いてもらう。

そんな意味のこもった言葉ではないでしょうか。

 

好きだから、嫌いだから、で判断してしまうと、たとえ才能を持つ人でも見捨てることになります。

だからこそ、好き嫌いの感情で判断せず、本質を見極めることの大切さ、を伝えているといえます。

④人の悪口は言わないほうがいい

田中角栄の金言④

人の悪口は
言わないほうがいい。

言いたければ便所で
1人で言え。

自分が悪口を言われたときは
気にするな。

当たり前な言葉のように思えますが、今を生きている人にとって悪口は日常の景色だといえます。

直接言うことはなくとも、影で同僚とコソコソと話すことはありますよね?

 

悪口じゃないよ、ウワサ話しだよ?と思ったとしてもです。

ウワサ話もとらえ方によっては悪口になるため、言いたい場合は便所で誰にも聞かれないように言え、ということです。

そして自分が悪口を言われたときは気にするな。というのはなかなか難しいですよね。

 

気にするな、と言われたものの、後からショックで寝込むことがないように、自分を強く持て、という意味がこもっているような気もします。

総理大臣ともなると、滝に打たれるほどの悪口を言われたことでしょう。

 

そんな誰よりも悪口をいわれた経験をした人からのアドバイスだと考えれば、普段の悪口なんて屁でもないですね。

⑤失敗は嫌というほどしたほうがいい

田中角栄の金言⑤

失敗はイヤというほど
したほうがいい。

そうするとバカでないかぎり
骨身にしみる。

判断力、分別ができてくる。
これが成長の正体だ。

人生に失敗はつきものである。

だからこそ失敗を経験して、さらに練り上げることで成功できる。

 

現代においても、1度の失敗であきらめるのは、成長できない人の特徴です。

過去の偉人たちは、例外なく失敗を積み重ね、その結果として成功しています。

 

10000万回失敗したのちに、10001回目で成功することだってあります。

かの発明王エジソンも、「失敗ではなく10000回上手くいかない方法を見つけただけだ」と考え、その考えを変えることなく数々の発明をしてきました。

だからこそ、失敗こそ通過点であり、失敗を重ねたその先には成長の結果としての成功があるということです。

⑥子孫に財産などを残す必要はない

田中角栄の金言⑥

子孫に財産などを残す
必要はない。

子供には教育、学問だけを
ミッチリ仕込めばいい。

親が残した必要以上の財産は
だいたい子どもをダメにする

この言葉を当てはめると、2世タレントを思い浮かびます。

事業を成功させている人もいれば、親の遺産をあてにして自由に散財している人もいます。

 

遺産が尽きても、その生活を変えることなく、借金にまみれてしまうというケースも少なくありません。

時代は違えど、そういった悪循環は今に始まったことではないのでしょう。

田中角栄の言葉から感じることは、今も昔も変わらないものは変わらない、ということですね。

⑦いまは車に乗る・運転する・作る人はほとんど大学卒だ

田中角栄の金言⑦

昔は
「カゴに乗る人、かつぐ人
そのまたワラジを作る人」
と言われた。

いまはクルマに乗る人も、
運転する人も、つくる人も
ほとんど大学卒だ。

今はどんな会社でも、たとえ頭を使わない仕事だとしても、大卒という理由で採用されやすいのも事実です。

ただし、ここでお伝えしたいのは、大卒ブランドのために大学を出る意味はない、ということ。

 

冒頭で「必要なのは学歴よりも学問だよ。」という言葉をお届けしたように、本当に必要なのは学問です。

生きていく知恵のない大卒よりも、生きていく知恵の豊富な高卒、の方が必要だ、という田中角栄ならではの、意味がこもった言葉です。

 

今を生きる人たちには、大学を出たから安泰(あんたい)である、という時代はもう終わった、ということを考える必要があります。

車に乗る人も大卒、運転する人も大卒、車を作る人も大卒、そんな時代だからこそ、別の価値を身につける必要があるということです。

 

そのためには、必死になって働くことや、必死になって勉強することが必要だと、本書でお伝えしています。

生物は劣性遺伝なんだ。働かない、勉強しない奴は、親よりバカになる。

⑧土俵の外に押し出す必要はない

田中角栄の金言⑧

相手が立てなくなるまで
やっつければ、敵方の
遺恨は去らない。

徹底的に論破してしまっては
相手が救われない。

土俵際には追い詰めるが、
土俵の外に押し出す
必要はない。

相撲の世界は、土俵から落ちることは死を意味します

私の愛読漫画のひとつ、火ノ丸相撲から学んだ知識です。

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土俵の外に押し出す必要はない、という言葉の意味は、トドメを刺す必要はない、ということ。

負けを認めさせるところまではするが、殺すまではしないという、平和を目指した人柄があらわれた言葉です。

 

田中角栄の考え方のひとつとして

仲間をつくるよりも、敵を作らないことを意識していた」と本書では伝えています。

 

そして、人を生かすことは、自分を生かすことでもある、と考えていたという。

 

ここまで相手のことを考えて行動できますでしょうか??

勝つためならなんでもやる!と考えた場合なら、相手のことは二の次になってしまいます。

相手のことを考えて行動することで、その時の恩を覚えた相手からは、怒りや恨みというものは生まれないでしょう。

 

田中角栄の懐の深さ、人間として温かさ、をより感じられた言葉ではないでしょうか。

まとめ

『田中角栄 100の言葉-日本人に送る人生と仕事の心得』宝島社
いかがでしたでしょうか??

以下はまとめとして

  • 伝えるべき9つの言葉とは
  • ①必要なのは学歴ではなく学問
  • ②叱るときはサシの時にしろ。
  • ③優れた指導者は人間を好き嫌いしない
  • ④人の悪口は言わないほうがいい
  • ⑤失敗は嫌というほどしたほうがいい
  • ⑥子孫に財産などを残す必要はない
  • ⑦いまは車に乗る・運転する・作る人はほとんど大学卒だ
  • ⑧土俵の外に押し出す必要はない

という内容でお送りいたしました。

 

本書はタイトルのとおり、100の言葉が書かれており

  • 仕事について
  • 人生について
  • 生きることについて
  • 政治について

の言葉が書かれています。

 

目をつぶって、田中角栄とはどんな人物なのか、と想像してみると、すごく人間味のある優しい人物だった、と感じます。

どんな相手に対しても真摯にぶつかり、戦争を嫌い、敵を作らないというスタンスで、人望もあつい、、

だからこそ、みんなから信頼され、総理大臣になれたのだと。

 

何気なく手にした本ではありましたが、手に取れて本当によかったなと感じた1冊でした。

田中角栄について、よく知らない人にとっては衝撃的な1冊になることは間違いありません。

ぜひこの機会に読んでみてください!

しだゆう
しだゆう
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!
ちゃんば
ちゃんば
知らないことって本当に損だよね。これからも色んな本を読んでみようっと!
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shidayuu
元バンドマンで読書・書評をしている函館在住32歳、しだゆうと申します! このブログでは主に読書した内容を元に、「ヒラメキを発信する」をテーマとして毎日更新しています。 書評をメインに、たまに元バンドマンの知識を発信していきます! あなたの役に立てる記事を書いていきます!