心理学の書

【読書Lv.57】幼少期の愛情不足は、なにかに依存する人間を作り出す。『[新版]自立と孤独の心理学』

こんにちは!
函館の漁師まちに住んでいる、愛読書は週刊少年ジャンプ。だけど毎日いろんな本を1日1冊読んで書評する、しだゆう(@araShidayuuKi)と申します。

今日紹介する1冊はこちら↓↓

『[新版]自立と孤独の心理学 -不安の正体がわかれば心はラクになる』加藤 諦三

 

本書は「幼少期の愛情不足こそが、大人になってから不安になる原因を作る」ということが書かれた1冊です。

自分に自信が持てないということは、親からも十分に評価してもらえず、親のために頑張ってきたけど、結果が出せない自分に自信が持てなかった、ということでもあります。

つまりは、誰かのために頑張ろうとしてしまい、自分のためという考え方ができなくなっていることを意味します。

 

そんな心理を理解することは、自分を変えるキッカケになります。

なぜなら、それが当たり前だという考え方を見直すことで、自分本来の得意なことが見つかるかもしれないからです。

 

今回は「幼少期の愛情不足は、なにかに依存する人間を作り出す」という内容をお伝えします。

それでは、さっそく紹介していきます!

幼少期の愛情不足とは

そもそも幼少期に愛情が足りない、と感じたことはありましたでしょうか?

おそらく、この質問に「はい!足りないと感じていました」と答えられる人は少ないのではないでしょうか。

なぜなら、愛情が足りない、なんて幼少期に考えたことがなかったはずだからです。

 

ですが、なぜ今になって幼少期の愛情が足りないかもしれない、と考える必要があるのか?

その理由は、大人になってからの他人への依存度と大きく関わりがあるからです。

とはいえ人間誰しもが、他人に助けられ、他人を助けながら生きています。

それはそれで、悪いことではないです。

ですが、依存度が高すぎることは多くのデメリットを生み出します。

依存する人間のデメリットとは

助け合いができるくらいの依存度であれば問題ありません。

ですが、他人を傷つけてしまうほどの依存度には問題があります。

依存というのは、何かに頼らずにはいられない状態をさします。

人に依存したり、モノであればモノに依存してしまうということ。

依存の代表格は、ギャンブル・アルコール

一番聞きなじみのある依存といえば、ギャンブル依存症や、アルコール依存症ではないでしょうか?

これらの依存症は、それ無くして生活ができなくなっていることを意味します。

そのことばかり考えてしまい、何も手につかない状態である、ともいえます。

 

とはいえ、与えたところでのめり込む一方で、底のない泥沼に足をつっこんでしまっているのと同じようなものです。

依存してしまうと、解決するまでにはかなりの時間を要します。

そして誰かの手助け無くして、解決はできません。

だからこそ、幼少期の愛情不足というのはとてもリスクがあり、大切にすべきことなのです。

幼少期の愛情不足は依存する人を作り出すとは

ギャンブルやアルコールに関しては、極端な例といえます。

ですが、日常生活においても幼少期の愛情不足が原因で、何かに依存していないと生きていけない人が存在します。

愛情不足が原因で依存してしまう人の特徴
  • ①他人に評価を求める
  • ②自分で自分を評価できない
  • ③自分の子供に、つよい愛情を求めてしまう
  • ④自分の子供に、つよい嫉妬心をもってしまう

※上記の4つの原因は、意識しているものではなく無意識のモノとなります。つまり、自覚がない状態であるということ。

①他人に評価を求める

自分のやったことに対して、他人に評価を求めてしまうということ。

つまり、他人の評価なしでは生きていけない、ということです。

他人が言うことを信じ、それに従って生きる人ということです。

上記のような人は、誰かの指示がないと、まったく行動できないことを意味します。

そうなってしまうと、自分で考えたことを実行することができずに、まるで機械のように指示を待つロボット人間になってしまうのです。

 

指示があるまで行動できない人の多くは、幼少期の愛情不足が原因だといえます。

愛情が不足しているからこそ、他人に依存してしまい、他人の意見を聞かない限り、何もできないという人間になってしまうのです。

 

他人ではなく自分で評価できる人であれば、誰かの指示を待つ前に自らの判断で行動ができます。

他人の評価を気にしすぎる人は、愛情不足が原因で依存してしまっているといえます。

②自分で自分を評価できない

自分のやったことに対して、自分で評価できないため、誰かの手助けが必要となります。

そうなってしまうと、常に誰かがいないと行動できないため、社会人になってからが大変です。

なぜなら、自分が責任を持ってやるはずの仕事が自分一人ではできずに、誰かの力を借りなければ完成できないからです。

それを理解し、サポートしあえる仲間がいるのであれば問題ありません。

ですが、就職という形で企業に入社してしまうと、最初から最後までサポートし続けてくれる人はいません。

最終的には「言われたことしかできないヤツ」というレッテルが貼られ、そんな他人からも見捨てられてしまうのです。

 

そうなってしまうと、次の依存先を探すべく、転職しようとしたり、ワルい誘いに乗ってしまったりします。

ワルい誘いというのは、「あなたが必要です」と語りかけ、「求められている」と勘違いさせることで、悪いことをやらせるというもの。

必要とされていると勘違いしているからこそ、罪の意識に気づかずに、警察に逮捕されてしまう、ということも現実にはあるのではないでしょうか?

それほど、依存する人間になることは良くないことだと言えます。

 

自分で自分を評価できる人は、他人から求められることは、よくあることだと理解しています。

自分を評価できる人は、きまって自分に自信をもっています。

だからこそ、ワルい誘いをする人も、この人には通じないと理解しているため、誘ってきません。

 

そもそもワルい誘いを受け、やったとしても、これは悪いことをしていると途中で気づくことができます。

他人ではなく、自分で自分を評価できることが大切な理由はわかりましたでしょうか?

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③自分の子供に、つよい愛情を求めてしまう

幼少期に愛情を十分に与えられていないと、親になってから足りなかった愛情を子供に求めるようになります

つまり、自分を必要としてほしいという欲求を、子供につよく求めてしまうということ。

 

そうなると、自分を必要としていないと感じた瞬間に、感情をあらわにして叱ってしまう原因となります。

自分がいなくても大丈夫、と思われることに恐怖を覚え、そうならないように無意識のうちに、子供を洗脳しようとしてしまうのです。

つまり、子供は親の言うことを聞くようにしつけられ、親の思い通りになるように育てられてしまうのです。

 

子供は親の期待に答えなきゃいけない、という理由だけで、嫌いで苦手なこともやり続けなくてはいけません。

期待に答えられないと、親に叱られ、そんな期待に答えられない自分のことを否定するようになってしまうのです。

そうなってしまうと、自分のために頑張るのではなく、誰かのために頑張るという考え方が染み付いてしまい、つよい依存を招いてしまいます。

さらにいうと、そんな子供が親になると、その矛先は子供に向けられてしまう、という悪循環が生まれます。

 

本書では、愛情不足は遺伝ではない、ということも伝えており、幼少期の愛情をたっぷり注いであげることで、依存を招く原因を取り除ける、とも伝えております。

もしそれに気づくことができれば、変えられることでもあります。

だからこそ、依存する人間を育てないためにも、幼少期のうちにたっぷりの愛情を注いであげる必要があるのです。

④自分の子供に、つよい嫉妬心をもってしまう

この場合も、親になってから、自分に足りなかった愛情を子供が与えられていることに気づくと、嫉妬し不満に思うようになります。

たとえとして、お父さんは十分に愛情を与えられて育ち、お母さんが愛情不足で育ったとします。

そうすると、子育てにおいてもお父さんの愛情がうらやましく感じ、お母さんが子供に嫉妬するようになります。

なぜなら、自分にもたくさん愛情を注いで欲しかったのに、自分の子供だけ与えられるのは不公平だ、と感じてしまうからです。

 

その感情を、意識して感じることができるのであれば、抑えることもできるでしょう。

ですが、この嫉妬心は無意識であらわれるため、本人はそんな感情を表しているという実感がありません。

だからこそ、それを直そうと伝えたところで、改善するのが難しいのです。

ただし、治すことは難しいとしても、誰かが気づいているのであれば改善できるといえます。

 

子供に愛情を注ぐことに嫉妬しているのであれば、一緒にお母さんにも愛情を注いであげることで、お母さんも満たされます。

満たされると、嫉妬は生まれないため、お母さんが子供に対しても愛情を注げるようになります。

それを繰り返していくうちに、愛情不足が解消され、依存しない自立した人間に成長できるということ。

何かに依存してしまうことは、どうあがいても良い結果は生まれません。

だからこそ、依存する人間を作り出さないために、幼少期の愛情不足を解消してあげる必要があるのです。

子供の幼少期には、愛情不足を解消する必要がある

大切な我が子だからこそ、たっぷりと愛情を注ぐ必要があるということ。

依存する人間になってしまうことは、自分一人では何もできないことを意味します。

愛情が足りないことで、社会で生きにくくなってしまうだけでなく、騙されるリスクすらあるということ

だからこそ、言葉が喋れない幼少期の子供のワガママには、しっかりと付き合う必要があるということ

 

大人の子供に対する嫉妬に関しては、その原因を理解し、同じように愛情を注いであげること。

そうすることで、どちらの愛情も満たされ、嫉妬することがなくなり、負のサイクルを繰り返すことはなくなります。

この心理を理解できるだけでも、今までとは違った見方ができるようになります。

自分が依存している人間か、自立できている人間か、その判断ができるだけでも自己成長につながります。

詳しくはぜひ本書を手にとって読んでみてください!

まとめ

『[新版]自立と孤独の心理学 -不安の正体がわかれば心はラクになる』加藤 諦三
いかがでしたでしょうか??

以下はまとめとして

  • 幼少期の愛情不足とは
  • 依存する人間のデメリットとは
  • 依存の代表格は、ギャンブル・アルコール
  • 幼少期の愛情不足で依存する人を作り出すとは
  • ①他人に評価を求める
  • ②自分で自分を評価できない
  • ③自分の子供に、つよい愛情を求めてしまう
  • ④自分の子供に、つよい嫉妬心をもってしまう
  • 子供の幼少期には、愛情不足を解消する必要がある

という内容でお送りいたしました。

 

本書は上記以外にも

  • ちょっとしたことで怒り出す人の心理について
  • 依存している人と自立している人の違いについて
  • 相手を所有したいという心理について
  • 親の無意識が子供の心に影響を与えることについて
  • 他人と同じでないと不安という心理について
  • 他人に悪く思われることへの恐れについて
  • 自分の本心を偽ってしまう心理について

などが書かれています。

 

私自身、一人の親として、考えさせられる1冊でした。

愛情不足がもたらすものが、とても大きく、大人になってからも引きずってしまうことを考えると、甘えたい時にはたくさん甘えさせてあげよう、という気持ちになります。

子育てに悩んでいる方、自分自身に悩んでいる方にも、共通していることがたくさん書かれているので、ぜひ読んでみることをオススメします。

しだゆう
しだゆう
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!
ちゃんば
ちゃんば
心理学って深いよね、自分を成長させるためにももっと心理学について学ばなきゃだねっ!
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shidayuu
元バンドマンで読書・書評をしている函館在住32歳、しだゆうと申します! このブログでは主に読書した内容を元に、「ヒラメキを発信する」をテーマとして毎日更新しています。 書評をメインに、たまに元バンドマンの知識を発信していきます! あなたの役に立てる記事を書いていきます!