「うちは貧乏だから、という言葉をよく使ってしまう。貯金はしているけど謙遜してしまう、、このままでいいのだろうか?将来も不安しかないし、どうしたらいいのかわからない。何かいい方法があれば知りたい。もっと気持ちにも家計にも余裕のある生活がしたい!」
この記事は、そんな方へ向けて書いています。
こんにちは!
函館の漁師まちに住んでいる、愛読書は週刊少年ジャンプ。だけど毎日いろんな本を1日1冊読んで書評する、しだゆう(@araShidayuuKi)と申します。
今日紹介する1冊はこちら↓↓
『マーフィー 世界一かんたんな自己実現法』ジョセフ・マーフィー
本書は「潜在意識(せんざいいしき)が秘める可能性が書かれており、前向きに考えることの大切さや、潜在意識が人生を変えた実例とともに、潜在意識を利用して目標を実現する方法」が書かれた1冊です。
- ①思考が道具であること
- ②心で感じたものが引き寄せられてくること
- ③人間は、心で想像した通りになること
上記の3つの基本は、まえがきで紹介されている内容なのですが、本書を読み終えてから見かえすと、すごく理解ができるようになります!
思考という道具をどう使えば、人間はより素晴らしい人間になれるのか。
心で感じたものが引き寄せられてくるとは、どういうことなのか。
人間は心で想像した通りになることとは、どういうことなのか。
そんな前向きに考えるための3つの基本の中から、①思考が道具であることと、③人間は心で想像した通りになることについて、の内容をまじえ、普段の何気ない行動である「クチグセ」を変えることで潜在意識は変えられること、について、詳しくお伝えしていきます。
それでは、さっそく紹介していきます!
Contents
そもそも潜在意識(せんざいいしき)とは
潜在意識(せんざいいしき)とは、普段は意識することがない、無意識のことを指します。その反対の言葉として、顕在意識(けんざいいしき)という言葉が存在します。
顕在意識は、日頃から意識していること、を指します。
よくある例として、ふとした瞬間に買い忘れていたものを思い出すことはありませんか?
買い物する前までは記憶していたはずなのに、、と悔しい思いをした経験は誰にでもあると思います。
家に帰ってきてから「うわっ!食後のアイス買うの忘れてた!」というヒラメキこそが潜在意識です。
脳をタンスに例えると、よく使うものは一番取りやすい場所に片付けていて、すぐに取り出せる状態=顕在意識です。
ですが、あまり使わないものに関しては、タンスの取りにくい場所に片付けているため、すぐに取り出せない状態=潜在意識、ということです。
脳内には人生で歩んできた分の記憶が、数え切れないほど保存されていますが、その全てを即座に取り出せるようにはなっていません。
全ての記憶を即座に使えるようになっている状態だと、頭の中の整理が追いつかずにパンクしてしまう、いわゆる脳内フリーズ状態に陥ってしまいます。
パソコンで言うところの、処理が追い切れずにフリーズする、ということ。
だからこそ、フリーズしてしまわないように、よく使う情報だけを記憶して、あまり使わない情報は記憶の奥底にしまっている、ということです。

クチグセを変えるだけで潜在意識は変えられるとは
そんな記憶の奥底にしまってある潜在意識を変えるためには、普段何気なく使っているクチグセを変える必要があります。
なぜクチグセを変えなければいけないか、というと、潜在意識がそのクチグセのとおりになろうとしてしまうからです。
つまり、悪いクチグセを使えば使うほど、無意識のうちに悪い方向へ進んでしまう(行動してしまう)、ということです。
潜在意識は、無意識の状態だからこそ、コントロールするのが難しいものです。
「病(やまい)は気から」という言葉を聞いたことがあると思います。
この「病は気から」の意味は、病気は気持ちの持ちかた次第である、ということ。
つまり、気持ちを悪く持てば病気になり、気持ちを良く持てば病気にはならない、というものです。
別の脳科学の本で、病気じゃない人に向けて「顔色が悪いですね」「調子が悪そうですね」という言葉をあびせ続けるとどうなるのか、という実験をしたという内容が書かれていました。
その結果は、本当に体調を崩し、病気になってしまう、というもの。
これは、潜在意識の中に「ほんとうは調子が悪いんじゃないか?」という不安を植えつけることで、実際に調子が悪くなる、ということを証明した実験です。
この実験をうけた人はさぞつらかったと思いますが、それだけ意識が与える影響が大きいということ。
この実験結果を聞くと、悪いクチグセを変えるだけで潜在意識は変えられる理由がお分かりになると思います。
それでは、よく使われる悪いクチグセがどんなものか、見ていきましょう。
悪いクチグセとは
普段、友達や家族と話しをしていて、こんな悪いクチグセを使ってはいないだろうか?
- ①わたしは(うちは)貧乏だ
- ②わたしは(うちは)不幸だ
- ③わたしは(うちは)最悪だ
もし上記のようなクチグセを使っているとしたら、潜在意識にもこの考え方が刻み込まれてしまっています。
潜在意識に刻み込まれてしまうということは、その言葉どおりの人間になってしまうことを意味します。
そうならないためにも、言葉を変える必要がある、ということ。
悪いクチグセを、普段使ってしまうことは、貧乏や不幸といった方向へと導かれてしまうからこそ、やめる必要があります。
だからこそ、もし使ってしまっているのであれば、今日から使うのをヤメましょう!
とはいえ、ヤメたはいいが、これからは何をクチグセにしたらいいのか、という疑問が浮かんでくるかもしれません。
疑問が浮かばなければ考える必要はありませんが、潜在意識に良いイメージを刻むためにも、良いクチグセを使うようにしましょう!
良いクチグセとは
では、どういう言葉をクチグセに使ったら良いのか。
- ①わたしは(うちは)裕福だ!
- ②わたしは(うちは)幸せだ!
- ③わたしは(うちは)最高の気分だ!
潜在意識に上記のようなプラスのイメージを刻むことは、その言葉どおりの人間になることを意味します。
マイナスなイメージの言葉を使うことをやめ、プラスのイメージの言葉を使うことで、これからの人生が大きく好転するキッカケになります!
たとえ今が満足できるような状態じゃなかったとしても、「わたしは裕福だ!」と潜在意識に刻むことで、裕福になろうと無意識のうちに行動するようになるのです。
裕福だからこそ、あれもこれもやってみよう!という気持ちになります。
幸せだからこそ、いろいろ挑戦してみよう!という気持ちになります。
最高の気分だからこそ、毎日が幸せになり、考え方としてもポジティブになり行動できるようになるのです!
逆に悪いクチグセを続けてしまうと、「貧乏だから、何もできない」「不幸だから、何に挑戦しても失敗する」「最悪の気分だから毎日不幸せだ」という気持ちになってしまいます。
クチグセを変えるだけで、なぜ潜在意識が変わり、良い方向へ導かれる理由が理解できたかと思います!
だからこそ、良い口グセに変え、毎日が楽しいと思える人生へと変えていく必要があるのです!
潜在意識がもたらす影響について
潜在意識は、そもそもが無意識の状態で意識されているものです。
潜在意識に刻まれたものは、良いものでも悪いものでなんでも刻まれてしまいます。
だからこそ、良いイメージを刻む必要があり、普段の行動で悪いクチグセを使っているのであれば、良いクチグセにする必要があるのです。
もし今まで通り、悪いクチグセを使い続けてしまうと、その言葉を現実にしてしまおうと無意識のうちに行動してしまうというもの。
ひどい場合だと、だんだんと人を妬む(ねたむ)ようになり、うらみ、嫉妬(しっと)するようになります。
有名人をけなすような誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)行為に関しても、日頃の潜在意識が悪いイメージだからこそ生まれてしまいます。
その結果として、身勝手な妄想が行動となり、犯罪者となってしまうのです。
良いイメージであれ、悪いイメージであれ、持っているイメージによって潜在意識というのは左右されてしまいます。
だからこそ、日頃から使う言葉やクチグセを、良いイメージのものに変えることが大切なのです。
潜在意識が変わると人生が好転する!
クチグセを変えるだけで、潜在意識は変えられる理由がわかったのではないでしょうか。
そして潜在意識を良いイメージで刻むことができれば、良いイメージのようになろうと無意識の行動となってあらわれます。
そうすると、「うちは裕福だ!」と言い続ける人には、裕福になれる行動が無意識で取れるようになるということ。
「毎日が最高に楽しい!」と言い続ける人には、最高の毎日が送れるような行動が無意識で取れるようになるということ。
本書では、潜在意識の可能性は無限大であり、体の病ですらも治すことができる、と伝えています。
例として、癌(ガン)が治った例があったり、歩けなかった人が歩けるようになったり、という事例も紹介しております。
やることはとても簡単なので、ぜひ日頃から実践していきましょう!
まとめとして
『マーフィー 世界一かんたんな自己実現法』ジョセフ・マーフィー
いかがでしたでしょうか??
以下はまとめとして
- そもそも潜在意識(せんざいいしき)とは
- クチグセを変えるだけで潜在意識は変えられるとは
- 悪いクチグセとは
- 良いクチグセとは
- 潜在意識がもたらす影響について
- 潜在意識が変わると人生が好転する!
という内容でお送りいたしました。
本書は上記以外にも
- イメージ力には驚異的な力がある
- イメージすることでそれが現実となる
- イメージングのコツについて
- 感情のコントロール方法について
- 潜在意識の可能性について
- 心の乱れこそが病気を生む
- 偽薬(プラシーボ)が一番効く
などが書かれています。
頭の中で良いイメージをして、それを繰り返すことで、実現させることができる、ということが書かれており、若干ネガティブ思考の私にはとても参考になる1冊でした。
ネガティブ思考は、病気のモトであり良いことは一つもないと気付けたことは、大変ありがたいことです。
普段からポジティブに考えられない、という人はぜひ読んでみることをオススメします!