「毎日が忙しいけど、それでももっと前向きに、効率的に時間を使いたいと考えている。だけどなかなか良い方法が見つからない。どうすれば考えればいいのか知りたい。」
この記事は、そんな方へ向けて書いています。
こんにちは!
函館の漁師まちに住んでいる、愛読書は週刊少年ジャンプ。だけど毎日ビジネス書を1日1冊読んで書評する、しだゆう(@araShidayuuKi)と申します。
今日紹介する1冊はこちら↓↓
『仕事したく「ない」人のための働か「ない」働き方』河本 真
本書の目的は「普段なにげなく取り組んでいる働き方を見直す機会を与えることが最大の機能である」と伝えております。
「仕事」という言葉がもつイメージがどういうもので、楽しいイメージが浮かばない人は言葉を変えて考えてみる。
そういう発想の転換をして、改めて仕事に対して向き合ってみることが大切である。
普段の仕事の考え方を、改めて考えることのできるという点では、オススメの1冊といえます。
そんな本書からは、日常でも役立つ考え方について、お伝えしていきます。
それでは、さっそく紹介していきます!
仕事したく「ない」人のための働か「ない」働き方: 仕事漬けの「多動力」? それとも、1日実働3時間の「不動力」?
Contents
日常でも役立つ5つの考え方とは
人生は仕事だけではなく、プライベートや家の中でも作業にあふれています。
そんな忙しい現代人にむけて、日常でも役立つ考え方をお伝えします。
本記事の内容
- ①メールは1日1回のみチェックする
- ②言った言わない問題を解決する
- ③多動力よりも愛動力
- ④無意識ギブを大切にする
- ⑤集中するときは機内モードにする
①メールは1日1回のみチェックする
メールを1日に何度もチェックすることは非効率です。
なぜなら、その都度開いて閉じてを繰り返すばかりではなく、その際に急がなきゃいけないか、急がなくていいか、の判断をしなくてはいけないからです。
緊急な案件以外は、できるだけ時間をかけたくないものです。
だからこそ、メールをチェックする時間を決め、1日に1度だけと決めること、が大切です。
ただし、朝1にチェックすることはオススメしません。
なぜなら、気持ちが下がるようなメールが入っていると、その日1日に影響を及ぼしてしまうからです。
だからこそ、ある程度仕事が落ち着いたタイミングでチェックするのがよいでしょう。
メールチェックのポイントは2つ。
- ①1日に1度だけチェックすると決める
- ②朝1にチェックしない
②言った言わない問題を解決する
よく夫婦間なんかでは、この言った言わない問題が勃発します。
ビジネスにおいても、「電話で言いましたよね?」「いや、聞いていない」というような流れになり、収まりがつかなくなる、なんてことがあります。
この問題を解決する方法として、まずは忘れる状態で話しをしているという事実をお互いが理解する、ということ。
そして、忘れないためにも文章として残るように書面やメールなどの確実なやりとりで行う、ということ。
この2つを意識することが大切である、と本書では伝えております。
夫婦間についても、食器を洗いながら話をしていたり、テレビや食事をしながら話しをしている場合が多いため、言った言わない問題が発生します。
だからこそ、まずは忘れる状態で話をしている、という事実を理解すること。
大切な話しであれば、記憶に残るような方法でやりとりをすること、が大切です。
言った言わない問題の解決ポイントは2つ。
- ①まずは忘れる状態で話をしていると理解する
- ②記憶に残る方法でやりとりをする
③多動力よりも愛動力
多動力は、一人でいくつものプロジェクトや仕事を動かす、いわばマルチタスクの状態をさします。
ビジネスにおいては、プロジェクトを同時にいくつも動かしている状態をさします。
悪いことには思えませんが、複数を同時に動かすことについては、本書ではオススメしていません。
なぜなら、複数を同時に動かすことは、愛情の分散につながってしまうからです。
3つのプロジェクトを同時に動かすと、3つ全てに愛情を均等にする必要があります。どれか1つに集中してしまうと、他の2つに集中できなくなり、結論としては総崩れしてしまう原因となってしまいます。
だからこそ、多動力という形で複数を同時に動かそうと考えるのではなく、1つのことに集中することが大切だと、伝えております。
1つに集中することは、作業効率が断然あがります。
マザーテレサは
大切なのは、どれだけ多くを施したかではなく、それをするのに、どれだけ多くの愛をこめたかです。
という名言を残している、と本書では伝えております。
もちろん、複数同時にできることは素晴らしいことですし、可能であればその方が効率も良いです。
慣れが必要なことですので、慣れていない人が多動力を実行してしまうことにはリスクが伴う、ということ。
同時進行は1つに100を与えるのではなく、3つあれば33をそれぞれに分け与える状態となります。中途半端な状態であれば、結果が悪くなるのは当然といえます。
その業務に100の力を使わなくてもできるようになってから、複数の作業を同時に進めることは可能となります。
自分の力量を知る、という意味で、自分を理解することが大切です。
- 1つに集中することで効率が上がり、同時に愛情も育てられる
④無意識ギブを大切にする
無意識ギブとは、あまり聞き慣れない言葉ですが、あなたが意識していない「あなたの魅力」を伝えてあげることです。
自分自身の魅力を存分に知っている、という人は割と少ないです。みんなが自分の魅力に気づいていれば、それを活用して事業をすすめれば成功できるでしょう。
だからこそ、あなたに近しい人でも友達でも親戚でも、本人が気づいていないであろう魅力を伝えてあげる必要があるのです。
魅力を伝える行為は、相手に喜んでもらえる行為です。
なぜなら、「あなたの笑顔が素晴らしい」と伝えられて、悲しい気持ちになる人はいませんよね?
むしろ「笑顔が素晴らしいだなんて言われたら嬉しいわっ!」って気持ちになるはずです。
ですが、心の中ではいきなり褒められて何か裏でもあるんじゃないかしら?と思う可能性はあります。ただし、言ってくれた人がいつも笑顔で誰に対しても真摯に向き合って、無意識ギブをしている、と知ったらどう思うでしょう?
この人の言葉は信頼できる、と感じるはずです。
ですので、日頃から誰にでも無意識ギブを言える人になればいいだけのことなのです。
会うたびに褒めてくれる人とだったら、いつだって会いたい、と思うのも人間の心理です。
無意識ギブを続けていくと、あなたに会いたいと思う人も日に日に増えてきます。人が集まる人というのは魅力のある人です。
魅力的な人になるためにも、無意識ギブを日頃から行えるよう意識づけましょう。
無意識ギブのポイントは3つ。
- ①相手をホメることで信頼関係が生まれる
- ②ホメる人の周りには人が集まる
- ③ホメた言葉があなたに戻ってくる
⑤集中するときは機内モードにする
この方法は、ある意味極端かもしれません。緊急の連絡が繋がらなかったり、大切な案件を取り逃がしまう可能性もあります。
万が一、緊急の連絡が繋がらなくてビジネスチャンスを潰してしまったとしても、悩む必要はありません。
なぜなら、そんな偶然のタイミングの全てに対応していたら、あなた自身が疲れてしまうからです。
四六時中対応しろ!というのは、無茶過ぎますし、そんな仕事をしていては身が持ちません。
だからこそ、真剣に集中して考えたり行動する時間が必要になります。
集中したい時だからこそ、スマホの通知がきてしまうと、その瞬間に集中力が途切れてしまいます。
ですので「集中して作業したい」や「集中して本を読みたい」場合は、機内モードを活用する、ということ。
そうすることで、間違ってWi-Fiに繋がっていない限りは通知が来ることはありません。
その分、集中できる時間が確保できるという点は魅力ですよね。
本当に集中したい時には、機内モードにすること。
通知がこないメリットは2つ。
- ①通知がこない安心感があるため集中力が増す
- ②通知がこないと集中できる時間が持続できる
まとめ
『仕事したく「ない」人のための働か「ない」働き方』河本 真
いかがでしたでしょうか??
以下はまとめとして
①メールは1日1回のみチェックする
- ①まずは忘れる状態で話をしていると理解する
- ②記憶にん凝るような方法でやりとりをする
- ①まずは忘れる状態で話をしていると理解する
- ②記憶にん凝るような方法でやりとりをする
- 1つに集中することで効率が上がり、同時に愛情も育てられる
- ①相手をホメることで信頼関係が生まれる
- ②ホメる人の周りには人が集まる
- ③ホメた言葉があなたに戻ってくる
- ①通知がこない安心感があるため集中力が増す
- ②通知がこないと集中できる時間が持続できる
という内容でお送りいたしました。
本書は上記以外にも
- 午前中しか仕事しない理由について
- 後の時間は脳に働いてもらう
- 同じ場所で仕事をしない理由について
- 場所が変われば発想がかわる
- 本を信じすぎるデメリットについて
- 〇〇ダイエットが流行ると店から〇〇が消える
- 人への報酬をお金だけにしないことについて
- お金だけだとやりがいの価値を見失う
などが書かれています。
昔の働き方を考えると、本書は理解不能な内容だと思います。
ですが現代の働き方を考えると、魅力のつまった1冊といえます。
午前中だけ仕事をして暮らせる、そんな生活を夢見ている方はぜひ読んでみてください!
仕事したく「ない」人のための働か「ない」働き方: 仕事漬けの「多動力」? それとも、1日実働3時間の「不動力」?