「集中力が続かない、周りを見渡すと集中して取り組んでるのに自分だけ全然できない。どうしたらいいのだろう、何かよい方法がないのだろうか?集中力を鍛える方法があるなら知りたい!」
この記事は、そんな方へ向けて書いています。
こんにちは!
函館の漁師まちに住んでいる、愛読書は週刊少年ジャンプ。だけど毎日いろんな本を1日1冊読んで書評する、しだゆう(@araShidayuuKi)と申します。
今日紹介する1冊はこちら↓↓
『自分を操る超集中力』メンタリストDaiGo
本書は「集中力は鍛えることができ、最短最速で身につくスキルである」ということが書かれた1冊です。
集中できる!は才能ではなく、集中力を発揮する方法を実践しているか、していないか、の違いだけなのです。
だからこそ、本書を読めば、集中力を発揮できる方法を理解し、実践することで身につけることができるということ。
とはいえ、具体的にどういうすればいいのか?
今回は「集中力を鍛えるためにやるべきコト」をメインにお伝えしてきます!
それでは、さっそく紹介していきます!
Contents
集中力は鍛えられるとは

集中力は、天性のものであり、素質が必要だと感じていませんか?集中力が続かないから、人より劣っている、なんて感じたことはありませんか?
もし感じたことがあるのなら、今から鍛えればいいだけのことです。
つまり、集中力は鍛えられるということです!
なぜ自分はあまり集中できないのに、周りの人は集中して作業ができるんだろう?という疑問は、集中力の使い方が違うということを、まずは理解する必要があります。
人間はだれしも、永遠に集中し続けれる訳ではありません。
だからこそ、永遠に続かない集中力を大切な時にとっておく必要があるのです。
普段の何気ない習慣で、集中力が続かない原因になっていることがあります。
普段の食事バランスで、集中力が続かない原因になってることもあります。
食事については後述しますが、集中力を鍛えるためにやるべきことについて、お伝えしていきます。
集中力を鍛えるためにやるべき5つのコト
そもそも、集中したい時に集中できないからこそ、どうしよう?と悩んでしまいます。
つまりは、ここぞという時に集中できるようにする必要があるということ。
どういうことをすれば集中力を鍛えられるのか。
- ①毎日の決断を習慣化すること
- ②姿勢を正すこと
- ③瞑想(めいそう)すること
- ④15分ごとに立ってみること
- ⑤1つに集中すること
①毎日の決断を習慣化すること
生活をしていると、毎日ふとした時に決断しなければいけない瞬間が訪れます。
朝起きてからすることといえば、トイレに行く、や、顔を洗うことではないでしょうか?この習慣自体はなんの決断も必要としないため、集中力を使わない行動といえます。
その後の行動として、パジャマから洋服に着替える、という行動をするとします。
そうすると、朝一発目の決断として、洋服を選ぶ、という瞬間があらわれます。
実はこの「洋服を選ぶ」という決断をするだけでも、集中力を消耗してしまうのです。
つまり、1日の中で決断が多い人は、その分だけ集中力を消耗しているということ。
集中力は鍛えるだけでなく、集中力を消耗する行動を無くす必要性についても、本書ではお伝えしております。
集中力にも限界があります。だからこそ、大切な時に使えるように不要な時には使わないように努める必要があるのです。
集中力を鍛える、という意味では少しずれてしまいますが、こういった決断を減らすことで、大事な時に集中できる力を残せるという点では必要な考え方となります。
つまりスティーブ・ジョブズやFacebook創業者のマークザッカーバーグが、いつも同じスタイルである理由は、集中力を大切な時に使うためだと考えることができます!
成功者たちの習慣は、日々の不要な決断を減らすことで、大切な時に集中して取り組むことができる、というしっかりとした理由がある、ということに気付かされます。
何気ない毎日の行動を、ぜひこの機会に見直してみてはいかがでしょうか?
②姿勢を正すこと

この行為も普段意識することなく、過ごしている方が多いのではないでしょうか?
むしろ、姿勢を正すだけで集中力が鍛えられるなんてことがあるのか?という疑問さえ浮かぶことでしょう。
ですが、姿勢を正すだけで集中力が鍛えられるという、研究結果があるのです。
本書で紹介している研究というのが、バウマイスター博士の3つのグループに分けて以下の行動を2週間とってから、テストを行うというもの。
①立ってる時も座っている時も姿勢に気をつけて生活するグループ
②食べたものをすべて記録するグループ
③前向きな気持ちやポジティブな感情を保つグループ
どのグループが一番成績優秀だったか?想像できますでしょうか?
テスト結果が一番良かったのは、①立っている時も座っている時も姿勢に気をつけて生活するグループだったのです。
その理由としては、日頃無意識に行なっている行為を「やらないようにすること」は強い集中力を必要とするから、とのこと。
つまり他のグループは、集中力を必要とする作業をしていなかった、ということ。
だからこそ、このような結果になったと伝えております。
それだけ日頃やっていることを正すのには集中力が必要になり、慣れるまでは集中力が消耗されるということ。
テストを受ける際は、どのグループも姿勢を正すように意識してしまうため、その意識に集中力を奪われた②と③のグループは、①よりも成績が悪かったということ。
つまり、姿勢を正すという行動を、習慣化することで、集中力を姿勢に使わなくなったからこそ、成績アップにつながったということです。
だからこそ、姿勢を正すことをまずは意識して行動してみることが大切なのです。
最初のうちは、「あっ!姿勢が悪くなってる、直さなきゃ!」と考えます。
その際は、すこし集中力が抜けてしまうのですが、これを習慣化することで、頭の中で考えなくても姿勢を正すという行動ができるようになります。
習慣化できてしまえば、別のことに集中力が使えるようになるのです。
男性女性どちらにしても猫背の人、というのは印象としても悪いため、集中力を鍛えるためにもぜひ意識していきましょう。

③瞑想(めいそう)すること
瞑想(めいそう)とは、目をつぶった状態で深く呼吸をし、心を落ち着かせるという意味をもちます。
- ①リラクゼーション
- ②集中力アップ
- ③緊張や不安に強くなる
- ④感情のコントロール力が強くなる
- ⑤体脂肪率が落ちる
- ⑥睡眠の質が向上する
瞑想のやり方としては、足を組んで座っている状態で、鼻から空気を7秒かけて吸い、7秒かけて吐く、というやり方です。

その際に、頭の中を無理に真っ白にしようとは考えずに、楽しかったことや嬉しかったことなどを考えてみるのもよい、と本書では伝えています。
はじめのうちは、いろんなことを考えてしまうこともあります。
仕事のことや悩みがドンドン出てくるかもしれません。最初のうちはそれでも大丈夫です。
瞑想に慣れてくると無心の状態になれるとのこと。ですので焦らず習慣化していくことで、瞑想の力を高めていきましょう。
私は瞑想の習慣がないため、これからの生活の際には取り入れていこうと考えています。
目をつぶった状態でポジティブなことを考えることで、気持ちを落ち着かせ、かつ集中力を高めることができるのであれば、やらない理由はありませんからね。
④15分ごとに立ってみること
座りっぱなしの仕事をしている方であれば、15分ごとに立ってみることで、集中力を鍛えることができるということ。むしろ立ちながら仕事した方が集中できる、ということも本書では伝えています。
立つことは、太ももの筋肉に刺激を与えることになり、脳への血流をよくする効果があります。
つまり、立ったり座ったりする行動をするだけで、血流がよくなり、集中力が高められるということ。
太ももは第二の心臓とも呼ばれていて、血流を良くするためには大切な働きを持っています。
だからこそ、座りっぱなしで作業をせずに、集中力のために立ったり、座ったり、歩いたりすることが非常に効果的だということです。
本書を読んでから、本を読むときは立ったり座ったりして読んでみましたが、身体を動かすことでより集中できる時間が長くなるなと実感できました。
実際に行動してみると、実感できることがたくさんありますので、ぜひやってみてくださいね!
⑤1つに集中すること
決断することが多いと、集中力を消耗してしまうという話しを先ほどしました。
この1つに集中すること、についても同じコトがいえます。
マルチタスクという言葉に置き換えると、その作業は複数の作業を同時にこなし、複数の決断をすることにつながります。
そうすると、一つのことに集中しきれない状態になり、集中できなくなってしまいます。
だからこそ、複数を同時に進行しなければならない場合でも、まずは1つに集中することが大切なのです!
1つに集中することで、他に気を取られずに進めることができるだけでも、集中力は持続できます。
だからこそ、まずは1つに集中すること、が集中力を高めるために必要であると言えます。
集中力を持続させるための食品について

そもそも食品が、集中力に強く影響を与えるということはご存知でしたでしょうか?
食品が与える影響といえば、ダイエットなどの健康面だけかと思っていました。
ですが、血糖値が与える影響こそが集中力を持続させるカギなんだ!と本書を読んで知ることができました。
つまり、血糖値が急激に上がりやすい食事というのが、集中力にとっても悪影響であるということ。
ダイエットにも共通する内容といえますので、どんな食品が良いのか悪いのか、を見ていきましょう。
- ①食べるべき低GI食品
- ②食べるのを控えるべき高GI食品
①食べるべき低GI食品とは
低GI食品とは、血糖値が急激に上昇しない、自然界の形に近い食品のことです。
低GI食品は、消化しづらい食品ともいえます。
消化に時間がかかるからこそ、吸収するのに時間がかかり、血糖値の上昇が緩やかになるということ。
つまり、血糖値が緩やかに上がり、下がる際も緩やかに下がるという食品です。
そのため、低GI食品を食べると集中力も持続できるということ。
- 玄米
- 全粒粉パン
- さかな類
- 黒糖
- ナッツ類
- りんご
- ヨーグルト
- チーズ
②食べるのを控えるべき高GI食品とは
低GI食品の反対が、高GI食品となります。
つまりは、血糖値を急激にあげ、急激に下げてしまう食品ということです。
高GI食品は吸収しやすいため、すぐに体に取り込めるからこそ、血糖値が急激に上がるというわけです。
血糖値を急激にあげることは、ストレスの原因となり、暴飲暴食の原因になるとも言われています。
集中力の維持にも、この血糖値が大きく関わってきます。
そもそもイライラしている時に、集中できますでしょうか?
そんな環境でも集中できる!という人もいるかもしれませんが、急激に上昇した血糖値は、その後急激に下がってしまいます。
だからこそ、その集中力は持続できないということが言えるのです。
気分の浮き沈みの激しい人が、すぐに集中力が切れてしまう理由は、まさにこれです!
集中力維持のためにも、食品についての知識を持っていると、絶対に役に立ちますので、覚えておきましょうね!
- 白米
- 食パン・フランスパン
- 白砂糖
- せんべい
- ケーキ
- お菓子類
正しい習慣と食事をすることで、集中力は鍛えられる
- ①毎日の決断を習慣化すること
- ②姿勢を正すこと
- ③瞑想(めいそう)すること
- ④15分ごとに立ってみること
- ⑤1つに集中すること
とにかく日々の決断を減らすこと=習慣化してしまうこと。
姿勢を正し、座りっぱなしにせずに15分ごとに立ち上がってみることで、血流がよくなり集中力アップにつながります。
瞑想することで、気持ちが落ち着き、作業に集中できるようになります。他にも効果は盛りだくさん!
複数作業する必要があっても、一つずつ集中して作業することで、集中力が分散されずに取り組むことができる。
- ①食べるべき低GI食品
- ②食べるのを控えるべき高GI食品
- 玄米
- 全粒粉パン
- さかな類
- 黒糖
- ナッツ類
- りんご
- ヨーグルト
- チーズ
- 白米
- 食パン・フランスパン
- 白砂糖
- せんべい
- ケーキ
- お菓子類
低いGI食品は、血糖値の上昇がゆっくり、かつ下がるのもゆっくりのため、集中力を持続させる効果がある。
逆に高GI食品は、血糖値の上昇が急激なため、下がる時も急激にさがるため、集中力が持続できない。
まとめとして
『自分を操る超集中力』メンタリストDaiGo
いかがでしたでしょうか??
以下はまとめとして
- 集中力は鍛えられるとは
- 集中力を鍛えるためにやるべき5つのコト
- ①毎日の決断を習慣化すること
- ②姿勢を正すこと
- ③瞑想(めいそう)すること
- ④15分ごとに立ってみること
- ⑤1つに集中すること
- 集中力を持続させるための食品について
- ①食べるべき低GI食品
- ②食べるのを控えるべき高GI食品
- 正しい習慣と食事をすることで、集中力は鍛えられる
という内容でお送りいたしました。
本書は上記以外にも
- 集中力の高い人は短時間だけ集中している
- 疲れを脳でコントロールする方法
- 運動することで脳をリセットできる
- 睡眠をおろそかにすると集中力は続かない
- 15分の昼寝で効率アップする
- 目の疲れをとることが脳を癒す
- 集中できる時間を理解することの大切さ
- スケジュールに余白をつくる
などが書かれています。
集中力を鍛える・維持する方法について書きましたが、本書にはまだまだ目からウロコ情報が掲載されています。
睡眠をとらないという行為は、集中力できない大きな原因となります。だからこそ、徹夜を繰り返すという行為はやってはいけません。
よく、「昨日は寝てない」という自慢話?を聞かされることがあると思いますが、集中力が全然ないことをアピールしたところで意味がありませんし、仕事ができる状態ではありません。
だからこそ、しっかりとした休息をとることも仕事のうちだと理解しておきましょう!
リラックスの方法だったり、スケジュール管理についても書かれておりますので、ぜひ手にとって読んでみることをオススメします!
本書を別の切り口で書評しているブログもご紹介します!!
毎日1冊書評するブログ、柿田ピントさんの「かきぴりある。」です。
もう少しで作業が完成するけど一旦休憩を挟んでみる、という焦らし効果についてが書かれております。
めちゃくちゃ参考になる記事なので、ぜひ読んでみてくださいねっ!