どうも、少しずつ速読できるようになってきた、しだゆう(@araShidayuuKi)です!
今日紹介する1冊はこちらです↓↓
『あなたの脳を鍛える-速読・速考・速発進の技術』斎藤 英治
本書は「速読を身につけることの重要性」を紹介しております!
「頭が悪いから速読なんて無理だよ」
「そもそも本を読む習慣も時間もないよ」
そんな悩みを抱えている方にこそ読んでいただきたい内容となっております。
そもそも「頭が悪いのは遺伝じゃない」ことはご存知ですか??
頭だって筋肉と一緒でトレーニングして鍛えることができるんです!
とはいえ速読となんの関係があるんだ??と思われるかもしれませんが、、
読んでいただければ、その理由がわかります!
※この記事では「速読の技術」に関しては紹介しておりませんので、速読技術を知りたい方は下記記事を読んでみてください。
ではさっそく見ていきましょう。
Contents
速読を習得して「最強装備」を身に付けろ
速読が最強装備になるってどうゆうこと??
「最強装備」と表現した内容はコチラ↓↓
- 武器:発信する力(アウトプット力)
- 防具:速く読む力(速読力)
- 防具:速く考える力(速考力)
- 防具:速く書く力(速書力)
実はこの一冊、この4つについて網羅的に書かれています!
正直なところ、2002年に出版されたとは思えない内容です!!
2018年の16年経った今読んでも、「なっ、なんて内容なんだっ!!」と驚愕させられます。
詳しくは本書を手にとって読んでみてください。
「本を読む」→「速く読む」ための心構え

本書から私が紹介する内容は以下の内容となります↓↓
- 心のトレーニングについて
- 読書スピードを上げる4つの法則について
- 4つの悪い習慣(クセ)をすてる
- 記憶力の向上のためにやるべき6つのこと
について説明していきます!
なぜ速く読むために心構えが必要なのか?
その理由は、、
- 「今の自分がどういう本の読み方をしているのか」
- 「本に対してどう考えているのか」
上記を知ることは速読において、とても重要なことだからです。
何気なく日々読書をしていても、本の読み方を指摘してくれる人なんていませんよね。
いろんな情報を素早く手に入れたい人のために、速読という技術があります。
だからこそ速読のために必要な心構えもあるのです。
では、その心構えとは、どのようなものなのでしょうか?
速読の心構え①:心のトレーニングについて
まず心のトレーニングについてですが、それは本を読むことです。

なぜ本を読むことが心のトレーニングになるのか?
その理由はこちら↓↓
- 知識集積性が膨大である
- 専門性に優れている
- アクセスが容易である
- 選択性にすぐれている
- 双方向性がある
- 脳力の強化につながる
本を読むことのメリットは、知識を増やすだけじゃありません。
読むという行為は、インプット(知識を得る)だけでなく、脳の記憶と本の情報を照らしあわせる行為になります。
本を読むことで、脳が刺激され、文字を見て想像することで「イメージ力の強化」につながり、それにともなって「思考力も強化」されるのです。
逆にいうと、本を読まないと思考力が衰える、と本書では解説しています。
歳をとっても本を読んでいる人は、脳力が衰えるどころか、筋肉のようにビンビンに鍛えられているのです。

さらにつけ加えると、脳はポジティブな思い込みをすることで刺激をうけ、そのポジティブを現実のものにしようとしてくれます。
根拠がなくても、「自分はできる!」と思い込む人と「自分なんかできるわけがない」と思い込む人とでは、脳力に差があるのは当然といえますね。
辛くても前向きに考えることが脳力の強化に繋がるってことです。
速読の心構え②:読書スピードを上げる4つの法則について
心のトレーニング、すなわち「本を読むこと」とお伝えしました。
本を読む習慣がついてくると、本を読むスピードが気になってきます。
「もっと速くたくさんの情報を得たい」
「けど時間は限られている、寝る時間を削るしかないのか、、」
なんていう葛藤も生まれるかもしれません。
本書では、そんな読書スピードを上げる法則について教えてくれます。
読書スピードを上げる法則はこちら↓↓
- 読書スピードは推進力によって持続的に上昇する
- 速読力はストックにより上昇する
- 速読技術の訓練によって向上する
- 体調・好奇心・必要性・本の難易度などからスピードは変動する
その①:読書スピードは推進力によって持続的に上昇する
読書スピードの推進力とは、簡単に言っちゃえば「期限のこと」です。
ある程度の時間と、いつまでに読むと決めることで推進力が働きます。
例でいうと、学生時代のテストがわかりやすいでしょう。

テストまであと1週間しかない場合、その期限が推進力となります。
頑張らなきゃっ!と力を振り絞ることで、読書もスピードを上げる要因となるのです。
その②:速読力はストックにより上昇する
ストックとは、知識のことです。事前に知識を持っているか、持っていないかで理解力・読むスピードが大いにかわってきます。
例として、歴史が大好きな人が、歴史の本を読むスピードが早いのも、すでに理解している情報が多いからといえます。
つまり、同じ内容が書かれた本を読んだ経験があれば、違う本だとしても早く読めるようになるということ。
だからこそ、たくさん本を読むことで、ストックが蓄積され、読書スピードをアップさせる要因となるのです!
ストックの重要性については、以下の記事に詳しく書いておりますので参考にしてみてください↓↓

その③:速読技術の訓練によって向上する
購入特典として、本書後半で速読技術の訓練方法や実際のトレーニングを試してみることができます!
やってみたい方は、ぜひこちらの本書を買ってみてください!
その④:体調・好奇心・必要性・本の難易度などからスピードは変動する
読書スピードをアップさせるためには、不調の状態ではいくら頑張ったとしてもスピードはあげられません。その場合はしっかりと静養し、身体を休めることに努めましょう。
好奇心や必要性、本の難易度については、好きなジャンルの本であれば興味津々なので、読み進める手もはかどるものです。ですが、あまり興味のないジャンルの本は、よくわからない単語が多いため、あまり乗り気にならないのも事実です。
そんな苦手なジャンルの本は、あまりスピードアップには期待できない、と理解しておく必要があります。逆に、読んでいくうちに好きになることもあり得るため、嫌いなジャンルだからといって読まない、というのはもったいないです。
そこからあなたの可能性が広がることも十分に考えられますので、ぜひ多ジャンルを読むようにしましょう!
速読の心構え③:4つの悪い習慣(クセ)をすてる
学校教育でまなぶ本の読み方は、大人になってからは通用しないです。

簡単に言っちゃえばそれまでですが、具体的にはどんな悪い習慣をすてる必要があるのか??
当てはまる項目がある方は要注意ですので、ぜひこの機会に自分の読書を確認しておきましょう!
- ①音読・黙読(頭の中で音にして読むこと)をしている
- ②文字を指でなぞりながら読む
- ③文字を追う際に顔や首も一緒に動いている
- ④同じ場所に戻って繰りかえし読む
その①:音読・黙読(頭の中で音にして読むこと)をしている
速読の基本的な読み方は、視読(しどく)と呼ばれ、頭の中で音を出さずに文字を読むという読み方です。速読を習得したいと考えている方には「音読・黙読」をやめることは必須となります。
その理由は、一字一句を音に出して読むと、非常に時間がかかってしまうからです。さらに、時間がかかるだけでなく、理解度も低いままなのです。
なぜ理解度も低いままなのか、その理由は脳の構造にあります。
脳は、反復することと失敗をすることで記憶として定着します。つまり、一度だけじっくり本を読んだところで、記憶できると考える方が無理があるのです。
だからこそ、何度も繰りかえし読む速読の方が理解度も高くなり、さらに時間まで短縮できるということなのです。
その②:文字を指でなぞりながら読む
新聞を読むときなどに、無意識のうちにやってしまう行動かもしれません。
もし本を読んでいても、指で場所をなぞりながら読んでいたとしたら、それは悪い習慣が身についてしまっていることを意味します。
ですが当記事を読んでから、文字を指で追ってるわ!と気づくことで、読書の次のステップにつながります。
ですので、気付いた時からで大丈夫ですので、指で追わずに、目だけで追うように気をつけましょう!
その③:文字を追う際に顔や首も一緒に動いている
顔や首も一緒に動かしながら字を追うと、どんなに頑張っても速度は早くなりません。
そもそも速読をやる際に、一緒に顔も首も動いていたら、ケイレンしているんじゃないか?というレベルで頭が揺れてしまいます。
ですので、顔や首も一緒にうごしてしまうクセが自分にはある、と気づいている方であれば、それをやめる必要があります。視点運動を意識すれば顔や首を動かさずとも、しっかりと文字を追うことができるので、オススメです。
- ①できるだけ視線を上に向ける
- ②今度はできるだけ下に視線を向ける
- ③今度はできるだけ左に視線を向ける
- ④今度はできるだけ右に視線を向ける
これを何度か繰り返していくうちに、顔や首は動かさずとも視点移動できるようになります。
その④:同じ場所に戻って繰りかえし読む
なんども前のページに戻って確認してしまうことは、試験勉強や学校の勉強であればよくやっていたかもしれません。決して悪いことではないのですが、速読という観点からみるとやらない方がよい行為です。
その理由は、速読の本質である速度が落ちてしまうからです。
立ち止まって、また戻っては進み、また戻る、を繰り返してしまうと、速度は下がる一方です。
本がメインなのか、あなたがメインなのかがわからなくなる原因になるので、疑問が浮かんだとしても、そこで立ち止まらずに何度も回して読んでみましょう。
全体像を掴んで、かつ細部も少しずつ理解できてくると、おのずと立ち止まろうとしていた部分の理解ができるようになります。
速読の心構え④:記憶力の向上のためにやるべき6つのこと

脳も筋肉と一緒で、鍛えることができるとお話ししました。
脳を鍛えれるということは、記憶力も鍛えられるということです。
では、どういったことに気をつけて取り組めばいいのか。
- ①外部からのストレスをうまく制御し、心の安定をはかる
- ②つよい目的や動機を持つ
- ③リハーサルを頭にめぐらせること
- ④栄養バランスをしっかり考えて食事すること
- ⑤ものごとをイメージ化すること
- ⑥老化防止につとめること
その①:外部からのストレスをうまく制御し、心の安定をはかる
まず、イライラしている状態は記憶できる状態ではないことを意味します。
ですので、ストレスを上手に付き合うこと、スっと気持ちを落ち着かせる方法を本書では教えてくれます!
読み進めていくと、1分間でできるリラックス法など、事細かく書いておりますので、詳しくは本書をよんでみてください。
サクッとできる方法としては、目を閉じて1分かけて深呼吸を繰り返す、というもの。
これだけでも心の落ち着きは取り戻せるので、イライラしている時にはぜひやってみてください。
その②:つよい目的や動機を持つ
目的や動機を持つことは、本を読む上でも大切なことです。

なぜこの本を読みたいのか、、と疑問を持つことこそが記憶力の向上につながるということ。
読む理由があると、もっと知りたいという欲が出てきて、内容を記憶できるようになります。
その③:リハーサルを頭にめぐらせること
リハーサルを頭にめぐらせる、とは読んだ内容をノートなどに書き出すことで記憶として定着させることができる、ということです。
学んだことを復習する・分析することで、理解が深まりしっかりと記憶できるようになるのは、このような理由があったからですね。
その④:栄養バランスをしっかり考えて食事すること
生きていく上で食事はかかせない存在です。
身体だけでなく脳も同じことが言えます。
しかも本書では
「脳細胞や神経繊維の材料となる良質のタンパク質を十分に取り、栄養バランスに注意したい」
と伝えています。
しっかりと記憶させるためにも生活習慣を整えることも重要だと、、当たり前のことですが、理解しておきましょう。
その⑤:ものごとをイメージ化すること
⑤に関しては、図解で表してみるという方法がわかりやすいですね。
この「ものごとをイメージ化すること」は記憶する上では重要なポイントとなります。
お店までの道のりを、言葉だけで伝えるのではなく、図にして伝えることで伝わりやすくなるのと一緒です。
伝えられた方も、伝えた方もいろんな気づきが生まれるので大事な考え方ですね。
その⑥:老化防止につとめること
老化防止に努めるとは、健康を考えた食事バランス、適度な運動をしていくことを意味します。
夜更かし、不摂生、偏食などは、不健康かつ老化につながる行為のため、気をつけるべきものです。
たくさん本を読んで学んだとしても、そのための土台がしっかりしていなければ、せっかくの知識も生かせません。
だからこそ、日々の生活を見直し、老化防止につとめることが記憶力向上につながるといえるのです。
まとめとして
『あなたの脳を鍛える-速読・速考・速発進の技術』斎藤 英治
いかがでしたでしょうか??
- 現代人が持てる最強装備は「速読・速考・速書・速発進」の技術である
- 速く読むための心構えについて
- 心のトレーニングとは本を読むこと
- 読書スピードをあげる要因は4つある
- 読書の時の悪い習慣をすてること
- 記憶力向上のためにやるべきこと
本書では、当記事でご紹介した内容以外にもためになる情報がございました↓↓
- 記号と文字のテキストを使ったトレーニング
- 月50冊をノルマとする戦略的読書法
- 通勤時間を有効的に活用するモバイル書斎術
- 心の持ち方でストレスをプラスに変える
などが書かれています。
「普段からストレスを溜め込んでしまう方」や、「情報化社会の生き方を知りたい」という方には、ぜひ手に取って読んでいただきたい1冊です。
【目次】
第1章 情報化時代は新しい頭脳を求めている
第2章 良質の知識を得るには速読力しかない!
第3章 速考・速書力で湧き上がるアイデアをカタチにする
第4章 みずからを表現する一歩となる速発信力
第5章 日々の生活からさらなる脳力アップをめざす!
巻 末 速読トレーニングテキスト